ガルザタイのように軽やかに。

4月に入り、明らかに新入社員と思わしき初々しいスーツ姿の人達を良く目にします。先日、通勤時に2人の男性がお互いのネクタイを直して上げている微笑ましい光景を見ました。学生時代には、ほとんど締めることのなかったネクタイですから、ネクタイを締めるのも悪戦苦闘していたのでしょう。

そして、私が入社した18年前は、どんなネクタイをしていたのかなぁ~とふと考えました。就職活動中にはDrake’s(当時はMichael J.Drake)のイエローのジャガードプリントタイにBrooks Brothersのブルーオックスの釦ダウンシャツとか。。。新入社員時にはNickyのジャガードネクタイにBARBAの襟越しの高いワイドスプレットシャツなんか着ていた、とてもクレイジーな新人だったことを思い出します。もちろん、入社前のことですから親からお金をいただき買っていたわけですから、とんでもなく甘えきった生意気な新入社員だったと、思い出すと恥ずかしくなります(汗)。当時の就職難の厳しい採用条件の中で、こんな奴を合格させてくれた社長には感謝しております。でも、社長は後悔しているかも知れませんが(笑)。

さて、相変わらず前置きが長いですが、今回は想像どおり「ネクタイ」のお話しです。みなさんは「ガルザタイ」というネクタイを聞いたことはありますか?ガルザとはガーゼの意で、イタリアではガーゼのように透けて織り目が立体的に浮くネクタイ生地をガルザと総称している感があります。

麻布テーラーが展開するガルザタイは、絹織物の産地で名高い伊北部コモ湖のほとりで1907年に創業した百年の老舗「Seteria Bianchi」で織られています。そこの絹織物は、バチカンの司祭の法衣にも使用されるなど、輝かしい歴史を持っています。特にガルザ生地の生産は、群を抜いています。その生地のみ輸入して、国内の優良ネクタイ工場にて、薄い芯地に裏地を配してハンドメイドにて仕上げたこだわりのネクタイです。

¥8,820

これから迎えるクールビズですが、プレゼンや会議などタイドアップしなければならないシーンも多々あるのがビジネスマン。透けるような織り目と軽快な素材感でありながら、ニットタイと異なり剣先がネクタイ同様のため、真夏のビジネスで使いやすいのも魅力です。スカーフのようにふんわりと結べ、猛暑のタイドアップスタイルも断然涼しげに決まります。

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しかし、入社して18年を迎えるのか。。。私は、初対面の方に度々言われることがあります。「上月さんは元どちらの会社(ブランドとかセレクトとか)にいらっしゃったのですか?」と。。。新卒で入社したのですが、明らかに社風にマッチしていなかったのでしょう。。。これからも、それも個性だとポジティブに捉えて、ガルザタイのように軽やかに生きていきます(笑)。

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