TSUYOSHI’S EYEピッティ版。最終回。

無事に帰国しましたが、時差ボケも治らない間に新幹線で次なる出張先へ向かっています(汗)。ということで時間もないので、タイムリーではありませんが、機内で書き溜めておいたブログ「ピッティネタの最終回」をお送りします。

まずは、研修組の楽しそうな一枚からスタートです。

盛り付けに感性のない稲村くんです。のっけからピッティに行った身内しか分からないネタからですみません。でも、盛り付けといえどもファッション同様に感性は大事ですからね(笑)。

麻布テーラーの既製品シャツやネクタイを中心としたストア「麻布ザカスタムシャツ」を担当している稲村くんが、来月付けでHQに仲間入りすることになりました。私の直属部下になったが最後、こんな感じでイジラレルことでしょう。ボスキャラを変えて頑張って下さい(笑)。

さて、稲村くんで薄々感づいているとは思いますが、今回のテーマはシャツとネクタイのトレンドについてです。

クロージングウエアのカジュアル化が進み、名脇役であったシャツとネクタイはここ数シーズン元気がありませんでした。ピッティを見てもネクタイブランドがストールにシフト、シャツブランドはパンツやジャケットまでアイテムを広げるなどトータルブランドに転身して生き残りをかけているブランドも多く見られるようになりました。

そんな中、専業メーカーとして断固たる地位を築いている麻布テーラーでも展開しているブランドを見てみます。まずは、「ギ・ローバー」です。

代名詞的にもなっている鹿の子シャツで人気のブランドですが、トレンドのジオメトリックやタータンチェックなどカジュアルシャツの提案です。小さ目のラウンドカラーやショートレギュラーカラーなど、従来のカッタウエイにプラスした新しさが出ています。麻布テーラーとしては残念ですが、ピッティではタイドアップを前提としたドレスシャツをメインに見せているブースが非常に少ないのが現状です。その中でも、ドレスシャツを注意して見ると、タブカラ―がチラホラというところです。

次は麻布テーラーとのコラボレートタイが毎シーズン好評の「タイ・ユア・タイ」です。

来シーズンは、ボルドーカラーは外せないマストカラーになります。シルクジャガードはマットなメランジ、ウール素材のプリントなど、フランネルやツィードなどのカジュアルテーストのスーツやジャケットに合わせることを意識したコレクションです。

このようなネクタイトレンドを背景に、麻布テーラーのオリジナルネクタイを仕込みにコモまで今年も足を運んでおります。

ビジネスマンにとって、シャツとネクタイは切っても切り離せない存在です。手持ちのワードローブに今をプラスできるアイテムとして、こんなトレンドを少し頭の片隅に置いて、本日1/30(金)から始まる「FINAL SALE」をチェックしてみてください。私も帰国後に良くしますが、このファイナルセールでお得に先買いも賢い選択ですよ!

このように。我々は来年の秋冬シーズンで頭がいっぱいですが、店頭は既に春夏シーズンのネクタイも続々入荷中です。クールビズを控えていることから、春夏シーズンのネクタイの動きは、麻布テーラーでは年々早まっているようです。もちろん、スーツもしかり。特にスーツは、お陰様で沢山のご注文をいただいているので、仕上がりの納期も時間がかっております。麻布テーラーでのお買い物は、最低でも着用したい一か月前にご協力をお願いいたします(汗)。

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