麻布体験を是非この機会に。

先週末に無事に帰国しました。十数年前から定期的に仕事で海外に行くようになってから、海外の憧れよりも日本の素晴らしさを改めて感じる事が多くなったような気がします。街並み、モノづくり、洋服、食。。。

特に長期の海外滞在で苦労するのが食です。毎日飽きずに食べられるのは、私には日本食しか考えられません(苦笑)。ちなみに、体調管理という名目の我がままで、行きの機内食は手を付けず、妻の手作りのおにぎりとイタリアンビールでひたすら過ごすほどです(汗)。今回の出張でミラノ在住の日本人の方と食事をする機会があったのですが、一番手に入りにくいのは美味しいお米と海苔だそうです。故郷新潟のコシヒカリで育ってきた私には厳しい環境です。ミラノでもおにぎりブームで、ドォモの裏手にできたおにぎり屋さんが話題になっている理由もわかるような気がします。

そして、私の職業でもある洋服。欧米に比べて歴史が浅いにも関わらず、モノづくりの確かさを背景にした日本独自の編集能力というセンスは、近年では海外でも高く評価されています。海外の有名セレクトショップや有名デパートを除くと、日本のブランドがかなり展開されています。テーラーも、日本人が欧州の名門テーラーやサルトに修行に行って、新しいテーラースタイルを確立して話題にもなっています。

もちろん、麻布テーラーもしかり。先日のブログにアップした、私がピッティウオモでスナップされた服の問い合わせを個人的にいただくのですが、イタリアの名門サルトでもなく、イギリスの名門テーラーでもなく、日本の麻布テーラーで仕立てたものです。

素材のセレクトやデザイン、サイジング、ルックは自身で麻布テーラーにて行っていますが、縫製は以前にご紹介(10/2010/28)したこちらです。隣の神谷くんも同様です。

麻布テーラーは、イギリスやイタリア、フランス、アメリカの洋服の文化を基に、日本人ならではの繊細な美的感覚と優れた技術を加えた、日本独自の洋服屋であります。

ちなみに手前味噌ですが、麻布テーラーを着ているとミラノでもロンドンでもパリでもニッポンでも褒められることが多いような気がします(笑)。おそらく、サイズはもちろんのこと自分のキャラクターにもフィットしているからでしょうか。海外で良く言われるのが、イタリア的でもない、イギリス的でもない、アメリカ的でもない、ニッポン的ミックススタイルだと。

こんなことで、海外のサプライヤーや日本のサプライヤーの方々からもご支持をいただき、沢山の方から麻布テーラーでお仕立ていただいています。同業の方からも認めていただけるのは嬉しいものです。

麻布テーラーでは、早くも春夏新作ファブリックが続々入荷中です。本日から開催されるお得なイベント「ファーストオーダーフェア」でこんな麻布スタイルを是非、ご体験下さい!

最後に日本食といえば、帰宅するまで待てずに羽田で即やっちゃいました。やはり、日本は素晴らしい!吉井さんご馳走さまでした(笑)。

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魔法のデニムとトガ編集長。