ミラノファッションウィーク。

2017年春夏ミラノメンズコレクションを今回もいくつかご招待いただきました。関係者に聞くと、わずか約15分のランウェイで○億もの資金が必要とのこと。レディースとメンズを統一したショーの変更や、「SEE NOW.BUY NOW」をブランド側も求められているようです。

私のバイヤーとしての立場としたら、リアリティーあるファクトリーブランドのピッティウオモよりも、クリエイティビティー溢れるデザイナーズブランドは、トレンドの大きな流れとしてのカラーやアイテム、ディテールを参考にして、ファクトリーブランドのバイイングやオリジナルの企画に活かすことが多いような気がします(苦笑)。ご招待いただいていながら、すみません。。。

しかし、洋服のデザインは勿論のこと、招待状から会場セレクト、バッグミュージックなど、計算された演出は本当に勉強になります。

カナーリ。

マルニ。

パルジレリ。

ヴィヴィアン・ウエストウッド。

最後に、そんな私が秋冬シーズンのランウェイを見て、唯一バイイングしたブランドが「ボリオリ」です。今回も個人買いしたい商品ばかり。麻布テーラーでの展開も検討しています。プレスリリースを見ると、ロシアの芸術家ニコラ・ド・スタールの抽象的な絵画をイメージしたコレクションらしいです。ボリオリらしい柔らかなテーラリングですが、計算したハズシを入れたスタイリングは、新しいクラシックを感じさせます。

トレンドのネイビーをベースにダークオレンジやカーキ、グリーン、ターコイズなどを組み合わせ。スーツやジャケットにスキッパーやハイネックのカットソーを合わせるなど、ボリオリのソフトテーラリングスタイルは、すぐにでも真似ができる「SEE NOW.BUY NOW」ではないでしょうか?!

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