ワールドトラベラーなら仕事服のワガママが叶う!

ワールドトラベラーなら仕事服のワガママが叶う!

年明け2月までのスケジュールも一杯になりつつあり、急いで来年の手帳を確保しました。1月は、既製品見本市のピッティウオモの帰国後に服地見本市のミラノウニカへ。今回はミラノから帰国して約10日後にまたミラノへ飛ばなくてはならないハードスケジュールです。月に2回ミラノへ行くのは初めての経験ですが、仕事なので仕方ありません。しかし、仕方ないと思えないのが家族。。。年明けから波乱が起きそうな予感がプンプンです(汗)。

 

そんな肩身の狭いビジネストラベラーの私ですが、唯一の強い味方が「ワールドトラベラー」という服地で仕立てたスーツです。近年の機能性素材の流行の後押しもあり、この服地の注目も集まっているようです。現在発売中のメンズEX最新号でも2ページに渡り紹介しています。まぁ、私も紹介していますが(笑)。

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今回は、ワールドトラベラーの服地を扱う同業として、阪急メンズの冨士バイヤーとの対談をさせていただきました。前回のスキャバルさん同様、こんな機会でもなければ、言い方が悪いですが競合の司令塔の方とじっくりお話しできる機会もありませんので、とても勉強にもなり楽しい撮影となりました。

 

では、本題のワールドトラベラーの服地が今また注目されている理由について、紙面ではお伝えしきれなかった個人的見解をお話ししたいと思います。

 

近年の既製品の見本市のピッティウオモを見ても明らかなのが、男性服でもシルエットにこだわりを持つようになったことです。流行に応じてスリムフィットやルーズフィットと流れの変化は多少あれ、現代のメンズクロージングウェアの主流は、スタイルが良く見える服が求められています。私がこの業界に入った20年前は、ドレスシャツ一つをとってもスリムフィットというカテゴリーはなかった記憶があります。やはり、洋服を格好良く着るのは、絶対にサイズがフィットしていること。往年のウェルドレッサーと言われるハリウッドスターをはじめとする人々が、オーダーメイドに行き着く理由もそこにあると思います。しかし、スーツでもサイズをフィットさせるということは、単なる窮屈なものはフィットとは言えません。着用していてもラクチン、でも何故かサイズがフィットしている。そこで、重要になるのが服地です。ウールは天然のストレッチ性がありますが、付加価値としてのストレッチ素材が人気なのは、こんな背景があると思います。

 

もう一つは、グローバル化。交通手段やインターネットの発達、全てにスピードを求められる時代です。私ですら、月に2回もミラノに出張するほどですから。。。移動手段を考えていかに荷物をコンパクトにしながら、シーンに合わせた装いができるかが重要になります。私のボス(社長)から聞いたことがあるのですが、ボスが海外の見本市へ行っていた時代は大きなトランクを3つに、滞在日分のスーツやジャケット、シャツ、タイ、シューズ。。。と持ち込んでいたようです。そりぁ、ファーストクラスだからポーターが全て運んでいたのでしょうが、どう考えても現代のスピード感ではありません(笑)。数日分のスーツに求められるシワになりにくい機能性、着回しの効く機能性が求められて当然です。

 

大きな視点で捉えると、このような背景から機能素材の重要度が高まってきたように思います。しかし、海外服地メーカーが機能素材を多く打ち出すようになったのは、おそらく6年前くらい。ワールドトラベラーが発売した10年前は、機能素材といえば安価な既製品スーツに使用されるポリエステル混の仕事着的素材しかありませんでした。そういう意味では、オシャレ機能素材服地の先駆けでありました。

 

まぁ、対談ではこんな長いトークも出来なかったので、ワールドトラベラーの服地が麻布テーラーで人気の理由にしぼったので、こんな紙面になっています。肝心のこの服地の他メーカーにない良さについては、メンズEX最新号を購入してお読みください(笑)。

 

最後に私のリコメンドファブリックです。

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右の千鳥がコチラ。

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左の大柄チェックはコチラ。すみません、これは品切れてしまいました(汗)。06

ネクストはコレがありますよ!07

ワールドトラベラーなら仕事服のワガママが叶いますよ!

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