ジーンズの聖地・児島Ⅱ

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前回に引き続き、倉敷児島でのベティスミスさん訪問にて今回はミュージアムⅡ。

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ミュージアムⅠのはす向かいにミュージアムⅡがあります。 ベティちゃんがこちらもお出迎え。 自動販売機も・・・・

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入ってすぐバッファローが鎮座し、そこからミシンやら裁断機、洗い機等が展示されています。

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実はいわゆるウォッシュ加工は日本が初めてやった加工で、懐かしく思うのは80年代に流行ったケミカルウォッシュ・ストーンウォッシュが思い出されます。 その前にそもそもリジットデニム(生デニム)が主流であったがこの固いデニム地。日本では初めは中古品が主流だったためすっかりはきこんだジーンズは柔かかったようで、その中古品に慣れていた為、いざ販売するにあたり新品はごわごわと硬いので、日本人に合わず不評だったようです。そこで洗いを掛け柔らかくした中古加工ジーンズを児島の地で作られ1965年に販売したのが始まりのようです。 その後様々な加工技術が生まれ、ブリーチから始まりストーンウォッシュ、ケミカルウォッシュ、そしてヴィンテージ加工へ移っていったのが加工ジーンズの歴史です。

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輸出用に初めて国産コーデュロイを使ったパンツのレプリカのようです。 当時日本はまだ円が360円時代なのでどんどん輸出していたとベティスミス社長がおっしゃっていました。

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戦後、中古品を輸入や進駐軍の払い下げがメインであったが、1963年に生地の輸入の自由化が進み前回の写真にもあったしていた『キャントン社』の生地をマルオ被服が輸入し児島で生産したのが国産ジーンズの始まり。

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70年代で目立つのがカラージーンズ。 このカラージーンズ、実は抱き合わせで安く輸入していたとか・・・それが意外にヒットして・・・すみません記憶があいまいですが、そのようなことを言ってました。 兄貴はこのころ流行ったラッパズボン(ベルボトム)穿いてました。

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まさにストーンウォッシュの始まり! 懐かしい。

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現在は加工技術は多分日本が一番優れているのではないでしょうか。 R&BLUESでも取り扱っていますHEAVEN TWOなど洗い加工を日本に依頼していたり、JACOB COHENもJapan Denim謳ってますし。

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このミュージアムⅡの2階は非公開なのですが、上がらせていただきそこには過去の歴史を物語る型紙がありました。かなりの数で2階のほぼすべてをこの型紙が占領して歴史を感じます。

次回はジーンズ作り体験館と日本で一番古いジーンズ工場です。

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