Billingham(ビリンガム)×麻布テーラーのショルダーバッグ

Billingham(ビリンガム)×麻布テーラーのショルダーバッグ

無事に帰国しました。ピッティウォモを終えて来秋冬企画の本番を迎えていますが、店頭は春夏商品の納品ラッシュが続きます。早速、春夏の新企画商品がBegin3月号のBB10にエントリーされご紹介いただきました。私の肝いり別注バッグだったので、すごく嬉しいです(笑)。

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「ビリンガム×麻布テーラーのショルダーバッグ」

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¥17,000+税 Navy/beige

ビリンガム?初めて聞く方が大半だと思います。知っていた方はかなりのライカ通でしょうか。

 

1973年イングランドのウェスト・ミッドランズ地方に属す工業都市バーミンガムでビリンガムは誕生しました。創業者のMartin Billinghamの趣味であった写真撮影に使う機材を持ち運ぶ為のカバンを妻であるRos Billinghamが手作りしたところから歴史はスタートしました。やがてその手作りバックは評判となり、それを求める人が増えて自然な成り行きで1973年にバッグブランドとして立ち上げる事なりました。 英国伝統のデザインとスタイルの中に独自の機能を備えたバッグは、夫婦二人三脚で事業を広げ現在では英国を代表するバッグメーカーとなりました。また長年、ライカとのコラボレーションモデルを発表している事からカメラバッグのロールスロイスと称されるようになりました。

 

今回、新たに発表されたアーカイブコレクションは、日本のサプライヤーとの共同開発により日本で独占的に販売され、創業当時のモデルを素材からスペック、ロゴまで完全復刻した特別なシリーズです。素材は、現在のモデルはポリエステルコットンにフィルムラミネート加工を施したものなのですが、創業当時に採用していたコットン100%のラバーボンディング(マッキントッシュクロス:ゴム引き)を復活させて使用しています。

 

そして、麻布テーラーが別注したのが、同社が初めて商品化したWickham Satchelというモデルがベースになります。フラップにトップハンドルを増設して、ショルダーストラップの取り付け位置を変えることでバッグの中に収納できるようにアレンジしました。

 

完成度の高いデザインだったので、無理なデザインアレンジはあえてしませんでした。たった2つの変更だけで、ショルダーバッグ&ブリーフバッグ&クラッチバッグとマルチに使用可能になったアイディアは自画自賛です(笑)。ちなみに、各色限定30個発売の争奪戦、お早めにお近くの麻布テーラーへ。

 

「正真正銘の英国製、ええコク出てて、ええっ、1万7,000円⁉」さすが、ビギンさん。ラップなみの韻を踏んだサブタイトル、私の本日のオチにパクらさせていただきます。

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