ブツ談ふたり。

ブツ談ふたり。

そういえば、昨年末にとても楽しい仕事があったことを現在発売中のBegin3月号を見て思い出しました。

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同誌で57回も連載が続いているという人気の名物頁「ブツ談ふたり」。内容はビギンでお馴染みの定番ブランドを愛する業界人が2名呼ばれて、その溺愛ぶりをただ語り合うだけのお仕事です。私以外で呼ばれた業界人の方と大人らしく名刺交換からスタートしたのですが、初めてお仕事しているはずなのに、見覚えが。。。お話しを続けている内にその理由が判明しました(驚)。

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私が学生の頃に毎週のように通っていた、渋谷にあった伝説のアメカジショップ「ラブラドールリトリバー」の店長だった方でした。約26年前、私がいつも接客されていました(笑)。

 

当時の私は、ロングヘアでバンソンにレッドウイング、ビンテージのリーバイスにゴローズのアクセサリーを沢山付けて、夜なのにレイバンのサングラスをして、悪魔のようなカッコをしていました(汗)。そんな私が、店長さんとの出会いでラルフローレン(当時は並行輸入品)を紹介され、現在の礎になるトラッドを学びました。紺ブレ(何故かダブルの金ボタンが人気)にチノパン、マドラスチェックのボタンダウンシャツ、靴はコールハーンとかティンバーランドなんて感じで、彼女のお母さんウケがその時に良くなった記憶もあります(笑)。

 

本題からずれましたが、テーマは「アウトドアプロダクツ」。最初に手に入れたのは、中学か高校だったでしょうか。上野のアメ横だったと思います。何せ我々の世代は「MADE IN USA」信者だったので、二人が持参した思い入れのあるアウトドアプロダクツのバッグは、まだ米国生産だった当時のモデルで「MADE IN USA」のタグが付いているものでした。生産国がアジアに代わって少しクオリティが上がりましたが、価格は当時からあまり変わらいのも凄いブランドです。そんなブランドに自ら別注させていただけるようになるなんて、洋服屋になって心から良かったと思える瞬間でもありました。あの麻布テーラー別注テーラーバッグは即完売でしたが、いまだにアウトドアプロダクツさんに問い合わせが多くあるようです。また、何かお願いしちゃおうかな!?

伊藤さんとそんな昔話に花が咲いて、2時間近くも話していました。それをただ記事にしてくれただけという、PR的要素のまったくないお仕事。紙面を読んでいただければ、その雰囲気は伝わるとは思うのですが、我々と同世代ではないとマニアックすぎてあまり面白くないかもしれません!?

 

最後に、来週からまたミラノ出張です。いくら服好きの服道楽とはいえ、まだ出張報告書も出張精算もしていなく、時差ぼけも完治していない状況でのミラノウニカ(服地展示会)は、苦痛の何物でもありません。アウトドアプロダクツの別注テーラーバッグを機内に持ち込んで、気分でも無理やりアゲルか(苦笑)。

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