秋冬ファブリックトレンド。

秋冬ファブリックトレンド。

ミラノから帰国後、3週間を経過しようとしているのに、時差ボケかと思うほどいまだ眠りが浅く困っています。加齢のせいかな(汗)。来週から夏休み、ずっとフル稼働していたので、少し頭も心も体も休めてみようと思っています。

 

さて、そんな私とは反対に、店頭は元気いっぱい。早くも秋冬新作ファブリックが続々入荷中です!今回は、新作ファブリックのご紹介の前に、ミラノウニカでの秋冬シーズンのトレンド情報をお送りします。キーワードは、「エレガント・ビンテージ・ファンクショナリー(機能性)」です。

昨年秋冬シーズンのピッティトレンドは、ドレスウエアのクラシック回帰から小柄やモノトーン・グレーカラーの拡大でしたが、今年の秋冬ファブリックトレンドも引き続き「エレガント」に見える色柄が重要です。トレンドベースカラーは「グレー」でアクセントカラーはグレーとの相性が良い「ブラウン」。

スポーティなネイビーカラーは、意匠のグレーやブラック使いでよりダークに変化してエレガントに。

同様にスポーティなブラウンカラーも、意匠のグレー使いのコンビネーションによりビジネスシーンでも使用できる適度なフォーマル性もポイントです。

デザインは「小柄」や大柄でもベースカラーとの同系色の柄出し「シャドー」でフォーマル度を意識。反対に杢糸使いの「ビンテージ」調にくすませることで、適度のスポーティという時代性を反映させています。このようなネップ使いの意匠も多いのも特徴です。

そして、忘れてならないのは「機能性」。一見するとヘビーウェイトなビンテージファブリックの印象ですが、ライトウェイトにしたりや防シワ・撥水など機能を持たせていることも重要です。

ファブリックだけではイメージをお伝えするのは難しいですよね。次回は、これらのトレンドファブリックが製品化されたピッティウオモでのトレンド編をお送りします。お楽しみに(笑)。

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