“新星”いや“新生”ブルーステラ。

“新星”いや“新生”ブルーステラ。

今年のお盆休みは、娘とふたりで帰省しました。子供達も大きくなると、夏休みとはいえ私よりも忙しくなる訳です。少し寂しい帰省でしたが、妻ではなく娘とのふたり旅もなかなか新鮮でした(笑)。

 

新鮮といえば、帰省の楽しみでもある新潟の新鮮お魚も堪能してきました!

もちろん、本題は麻布テーラーの新鮮なニューコレクションのお話しです。今回は、入荷したばかりの人気のネクタイブランド「ブルーステラ」の新コレクションをご紹介します。

 

2017年秋冬コレクションは、「FUMO(フーモ)」をテーマに、ブリティッシュなデザインにイタリア的な配色を施した今までにないコレクション。フーモとは、イタリア語で煙を意味します。イギリスの冬空に、煙突の煙の色が空の雲の色と同化するカラーストリーがイメージソース。素材はウールフランネルのプリント地に、先色でグレーをいれておいてから、そこから各デザインの色を載せている、2段階のプリント方式です。そのため、色はロンドンの煙突のフィルターにかかったごとく、ダークな色合いになっています。グレーに始まり、ブルー、ミリタリーグリーン、そしてサックスブルーを差し色にして、時々、濃淡のボルドーにベージュが顔を出します。柄はブリティッシュを意識して、「軽い」ネクタイから「ボリューム」感のある風合いに変化し、見ても着けても、温かみのあるネクタイになっています。

要するに、トレンドのブリテッシュテイストのグレースーツに合わせると必ずマッチするコレクションになっているということです。ここで、気づいたら業界人!?ネクタイ屋から見たネクタイの提案ではなく、洋服屋の目線から見た提案に変わっているような感じ。。。実は、昨シーズンよりセッテピエゲで有名であったフィレンツェの伝統的なハンドメイドタイ工房「SEVEN FOLD 社」の企画によりリブランディングされました。フィレンツェの名店タイユアタイが復活したのも記憶に新しいとは思いますが、あの名店のネクタイをプロデュースしている工房、さすがです!

是非、“新星”いや“新生”ブルーステラを店頭にてチェックして見て下さい☆あと、現在発売中のMEN’S EX9月号「ファッションのプロに聞く!この秋、これを買ってこう楽しむ!」という特集ページで、私のリコメンドとしてブルーステラを紹介しています。単なるトレンドのビンテージ柄のウールプリントと一言で言い表せない、良く出来たネクタイなのです。紙面の私のVゾーンのようにグレーのスーツに何故かマッチする不思議なネクタイ。わざわざ、手間とコストがかかる先色でグレーをいれておいてから、そこから各デザインの色を載せている、2段階のプリント方式。本当に洋服をベースに考えられた“新生”ブルーステラは、良く出来ています!

 

合わせて読みたい記事

PARIS DIARY

シチリアバカンス編


今、絶対推しの生地教えます!♯MEN’S EX編カノニコ。