今週は麻布テーラークレストでお会いしましょう!?

今週は麻布テーラークレストでお会いしましょう!?

初の試みとなったスタイリング受注会も無事に終わり、先週末の代休の本日はゆっくり?!と自宅でこのブログを書いています。スクエア福岡店でも熱心な麻布テーラー顧客様と沢山お話しが出来て、大変勉強させていただきました。

 

ご予約いただいたお客様の中には遠くは熊本からお越しいただいたり、ご対応出来なかったお客様にも、毎週ブログを楽しみに読んでいますとお声をかけていただいたり、何だか嬉しいような恥ずかしいような複雑な心境でした。でも勘違いはしません、私は普通の洋服屋なんで(苦笑)。

 

トークイベントでの接客以外の本格的な受注接客は麻布テーラーの店長をしていた16年ぶりでした。その後、様々な経験をさせていただき、このような受注会をさせていただくまでの立場にもなりましたが、やはりパーソナルオーダーは楽しい反面、難しく奥深いと改めて感じました。そして手前味噌ですが、麻布テーラーの店頭スタッフはとても優秀で頼もしくも感じました。もちろん、お客様から叱咤激励もいただくことはあります。しかし、お客様一人ひとりに、サイズはもちろん気持ちにもフィットするウエアーをお届けしたいという気持ちには真摯に取り組んでいます。私も初心に戻り、お客様はもちろんのことスタッフにも喜んでもらえる企画をドンドン考えようと思いました。

 

そして、今回のパーソナル受注会でご相談が多かったのがこの2つです。1つは、これから迎えるクールビズでのスタインリングについて。もうひとつは、ネクタイのコーディネートについてでした。一方はネクタイ不要、一方はネクタイ必要という反対の内容ですが、私が考えるネクタイとはこう思っています。ちなみに、お問い合わせの多い、私がしているレジメンタルのネクタイは、ブルーステラの今シーズンの新作になります。本日は、このブルーステラも生産している伝統的なネクタイの製法である“セッテピエゲ(ネクタイの起源となる縫製テクニックで、通常の2倍の生地を贅沢に用い、芯地を使用しない一枚仕立てで生地を7つ折にして縫製。)”でも有名な「SEVEN FOLD(セブンフォールド)社」が2016年に立ち上げたネクタイブランド「Atto Vannucchi(アットバンヌッチ)」のお話しです。

セブンフォールド社は、タイユアタイブランドのネクタイ生産を完全サポートできるべく加賀健二氏アイデアで設立されました。日本資本であるメイドイン・フローレンスの工房はセッテピエゲ・ネクタイを一躍有名にしたのはご存知の通りです。アットバンヌッチのブランド名は、1858年にトスカーナ公国を築くことに貢献したヒーローに因んでおり、セブンフォールド社の住所はこのヒーローの名前がついている住所であることから、新しいブランド名になったと聞きます。クラシックスタイルの中にも若い世代へとつながる改革が必要だ。私たちの目標は若い世代の方たちが「スタイル」に目覚めることを応援していきたい。という思想があるそうです。イタリアのコモにある高級シルクサプライヤーから厳選された原料を使用して、ハンドメイドイタリーにこだわっています。25年以上の職人の手によるセッテピエゲは裏なしタイプのネクタイですが、しっかりした感触の好きな方のために裏地付きのネクタイも展開しています。

 

加賀先輩には、私が若い頃から可愛がってもらい、ネクタイのイロハを教えてもらった恩人でもあります。そんな経緯もあり、3/24(土)の25(日)に麻布テーラークレストにて、加賀先輩をフィレンツェから呼び戻し、ス・ミズーラ(パターンオーダー)会というトランクショーをすることになりました。

前回のアットバンヌッチのトランクショーでオーダーしたセッテピエゲは、かなりのお気に入りで、雑誌の取材時にも合わせました。サテンのアメリカン的配色は、私の今の気分にピッタリなのです。

今回は、約100種類の生地を用意してもらっています。仕立て方法は勿論のこと、コーディネートも加賀先輩が指南してくれます。私も3/25(日)は麻布テーラークレストの店頭に立ちます。とても濃い2人でご対応させていただきます(笑)。麻布テーラークレストは、完全ご予約制なので、お待たせすることなくゆっくりとご注文いただけます。ご興味のある方は、「03-3562-0677」にお電話くださいませ。人気のトランクショーなので、社員も予約するように(笑)。

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