今シーズンに私がオーダーしたスーツ♯2

今シーズンに私がオーダーしたスーツ♯2

本日は先週に続き、今シーズンに私がオーダーしたスーツがお題です。パークハイアット東京に行く前に、近くにある「&B新宿South店」を表敬訪問。スタッフに「上月さん、これからパークハイアットですよね?」と声をかけられました。当日ブログを上げていたことすら忘れていたので少しビックリしましたが、みんなブログチェックが早いですね(汗)。

 

そのパーティとは?イラストレーターの綿谷寛さん、我らが画伯の画集が出版され、その出版記念パーティだったのです。イラストレーター生活40年の集大成、これを読むだけで装うことの楽しさを感じる素晴らしい作品集です。もちろん、麻布テーラーのイラストも多数掲載されております。心よりオメデトウございます!

司会は、俳優の谷原章介さん。乾杯の挨拶は、麻布テーラーの社長でした!その乾杯の挨拶からパクりますが(笑)、イラストレーションの意味には説明や解説することも含まれるらしいのです。確かに画伯のイラストは、絵画というよりは本物よりも本物のような解説画のような感じがありますよね。麻布テーラーの広告イラストもしかり。

私のブログのアイコンも画伯に書いていただいたものですが、家族が引くほど本物より本物らしいと言われています(笑)。

ゲストや催しも含めて画伯の人柄が反映されたとても素晴らしい出版記念パーティでした。そして、業界の著名人で多数にぎわっていました。なかなか、これだけお洒落番長が集結するパーティも珍しいのではないかと。。。私の全身ブラウンコーディネートもこの場なら馴染んでいたような感じでした!?

 

さて、そのスーツですが、生地についてクローズアップしようと思います。ラッシャーミルズ(LASSIERE MILLS)という名前はあまり聞いたことがない方が多いのではないでしょうか。ロンドンから北に500キロ離れたヨークシャーにある、高級服地の聖地ハダースフィールドに1949年に設立された、英国の伝統的な物作りと最新のイタリアのトレンドを融合させた最高級毛織物メーカーとして世界各国から注目されています。

 

英国生地は質実剛健ですが、やや艶っぽい色気に欠ける。イタリア生地は反対に艶やかな色気のあるデザインが多いですが、スーツ地としての頼りなさを感じる。私の双方のイメージを良いバランスで兼ね備えているのがラッシャーミルズだと思います。人気のイタリアブランドのスティレ ラティーノなども多く使用しているのも分かるような気がします。

3ply WOOL&MOHAIR W95%M5%290-310g/m

そして、私が選んだ生地は、3本の糸を撚った糸で織られたハリとコシのある風合いが一番の魅力です。モヘアが5%とは感じさせないシャリ感を表現しながらも程よい柔らかさも残しています。一般的な英国素材の3plyスーツに比べるとマニアックさに欠ける風合いですが、ある意味でクセも少なくビジネスでも着用しやすいところに着目しました。ソラーロのように光の加減でオレンジが浮かび上がる色気も気にいっています。型崩れやシワにも強く、通気性もあり、春から秋にかけて長期間着られるところも私のビジネスライススタイルにもピッタリでした。6月のピッティウオモや7月のミラノウニカでも活躍しそうです!

 

活躍といえば、和服の貫禄ある美女は、画伯の奥様ではありません。麻布テーラーの敏腕広報の姉さんです。パーティの催しで、配布されたチケットナンバーが当選すると、その場で画伯や画伯の仲間の有名イラストレーターに似顔絵を描いてもらえるプレゼントを見事ゲットしていました。姉さんの強運にはいつも敵いません(笑)。

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