今年スタートに、スーツのお手入れを

2016.01.08

By.池袋店

みなさまこんにちは

以前にカシミアのお手入れ方法をご紹介いたしましたが
本日はスーツのお手入れ方法をご紹介していきたいと思います。

まずはスーツの素材ですが、基本的にはウールが使用されます。
麻布テーラーのスーツもほとんどがウール100％です。
生地によってはポリエステルやシルクなどが混合している生地もあり、
夏場は通気性のよいコットンやリネンなどの天然素材が使用されることもあります。

ではウールの性質について
ウールは水分を吸収しやすく、水分を含むと少し柔らかくなります。
また、熱を加えるとある程度形を保持できるのです。
これらの性質を活かしながらお手入れをしていきます。

基本ではありますが、
1日着たら休ませること、毎日着用し続けないことが大事になります。
ウールには回復力がありますが、毎日の着用ではダメージの蓄積が多くなります。

ジャケットのお手入れは
肩に合った大きさの厚めのハンガーに掛け
上から下へブラッシングをしてホコリや汚れを落としましょう。
素材は静電気が起きにくい豚毛や馬毛がおすすめです。
そしてそのままクローゼットの中へ入れてしまうのではなく、霧吹きで水を少しだけかけて
風通しの良い室内へ少し干しておくとよりシワの回復に効果的です。
これが先ほどご説明したウールの性質の特徴から言えることなんです。

パンツのお手入れは
ハンガーに2つ折りで吊るすと折り目の線が残りやすいので
ズボン吊りに掛けておくのが理想的です。
また、パンツのセンタープリーツラインは重要なポイントで
消えかかっていたり、シワになっているとだらしなく見えてしまうので
アイロン等でケアしましょう。
アイロンをかける際の注意点として
必ず当て布を敷き、押さえつけすぎないようにしてくださいね。