ジャケットのデザインについて

みなさま、こんにちは。
以前ご案内しましたデザインを決めるポイントについて、より詳細を知りたいというご意見を頂戴いたしました。
叱咤激励、ありがとうございます。

そこで今回は、ジャケットの腰に必ずついているポケットについて、ご紹介します。

麻布テーラーでは、お好みに応じて腰ポケットの形状をご指定いただくことができます。

フラップ有りのもの、フラップ無しのもの、水平のもの、斜めのもの、チェンジポケット付きのもの、外付けのもの、などなど。

詳細をご紹介します。

1、フラップの有無
ビジネス用スーツの場合、ほぼ腰ポケットにはフラップがついています。従来、このフラップは雨よけのためにつけられたものであると言われています。
ですから、室内ではフラップを中にしまうべきだ、と言われることもあるようですが、それは決まったルールではありませんので、
出す出さないはお好みでよろしいのではと思います。

ただし、フォーマルウェアの場合は室内ではフラップを入れておくほうが良いかもしれません。正礼装のタキシードなどにはもともとフラップがつきませんので。

2、形状
①水平
最もノーマルな形状です。フォーマルシーン、ビジネスシーンを問わずご着用いただけます。

②斜め(スラント)
馬上でポケットから物が出ないように斜めに切ったのが、この形状の始まりと言われています。つまり、スポーティな形状と言えましょう。アクティブな印象になります。

③チェンジポケット
右ポケット上部の小さなポケットです。チェンジは釣り銭という意味ですから、当初は小銭入れとして使われていたようです。フォーマルシーンやビジネスでも重要なシーンには向きませんので、例えばビジネスでの普段使いやカジュアル向きと言えましょう。クラシックな印象になります。

④パッチポケット
外付けのポケットです。カジュアル用ジャケットに向いています。イタリア方面では、ドレス感のあるダブルのジャケットにパッチポケットを付け、ドレスダウンしているケースが多々見受けられます。かわいらしい印象になります。

3、ポケットの使い方
やはり着用時のシルエットが崩れやすくなるため、また重い物を入れると生地を傷めやすくなるため、極力ポケットに物を入れるのは避けるべきです。このことは、ズボンのポケットにも当てはまります。
とはいえ、ついているものは使います。
シルエットを崩さず、生地を傷めない程度にしてあげてください。

さて、みなさまのお好みはいかがでしょうか。
ぜひオーダーの際は、ご着用シーンやお好みをズバリお申し付けください。

みなさまのご来店を心よりお待ち申し上げております。

次回は、ベントについてご紹介します。

魚住

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