個性を仕立てるVゾーン歳時記

「服装は必ずしも男をつくらないが、 男に“自信”と“満足感”を与える…。 これに関しては納得できる事実である」

と言ったのは、アメリカのジャーナリストであり、ジャズやメンズファッション評論・ライターとしても知られる故George Frazie(ジョージ・フレイジャー)。それは、お気に入りのブランドのアイテムを着こなすだけでもいいかもしれません。ですが、さらなる自信とともに、ビジネスそして私生活でもいい結果を出したいのであれば、パーソナルオーダーでジャストサイズに仕立てることが大切です。これで心と体がグッと一体化し、あなたの説得力は極限まで高まることでしょう。そうしたうえで、次はシャツ&ネクタイで自らの個性を発揮する。そこには、あなたの姿勢が映し出されるでしょうから…。そこから、あなたの第一印象は始まっています。

夏らしい爽やかさが「調和」をもたらし、媚びない個性が「憧れ」を抱かせる
ペイズリー柄ネクタイxピンホールブルーストライプシャツx ブルーグレー千鳥スーツ

ビジネスシーンにおいて、柄は小柄がベターとなります。この定石を踏まず、敢えてネクタイに大柄のペイズリー柄を取り入れてみるのはいかがでしょう。時に周囲の人間と異なるスーチングをすることが、あなたの存在感と信頼をさらなる高みへと導いてくれるでしょう。さらにシャツの襟はピンホールカラーを合わせ、カラーバーを用いることによってクラシックな立体感を出してみてはいかがですか。そこには「シャープさ」「真摯な姿勢」「インテリジェンス」が宿るでしょう。ネクタイのペイズリー柄のような古典柄は、心理的に信頼感感を高めてくれるとともに、物怖じせず前に進む逞しさも香らせてくれます。しかしながらこの趣向はときに、「存在感」を示せる一方で「近寄り難い印象」をともなう場合もあります。そのニュアンスを「安心感」へとシフトしてくれるネイビースーツでコーディネートすることで、全体のバランスは絶妙の領域へと仕上がっていくでしょう。ハリコシが強い存在感ある素材、そして3ピースによる立体感あるレイヤードもスタイリッシュ。夏だからこそあえて3ピースを選び、ジャケットを脱いだときのベストスタイルを楽しむのもいいのではないでしょうか。

Details

ネクタイ生地:Blu Stella

伝統的なネクタイの製法である、“セッテピエゲ”でも有名な「SEVEN FOLD社」。
このコレクションは、フィレンツェの伝統的な工房であるこちらが企画し、実現しました。現在では言わば“絶滅危惧種”とも呼べるのがハンドメイド·タイ。プリントながらも繊細な表情を表現できるのも、このファクトリーが得意とする手縫いの技術あってこそ。昨今ではスーツスタイルが再び注目され、かっちりしながらも凛とした着こなしが見直されてきています。このコレクションに採用した英国の伝統的な柄は、まさに打ってつけです。¥15,000+税

シャツ生地:THOMAS MASON

かつて綿産業で栄えたイングランド北西部のランカシャーで、1796年に創業したトーマスメイソン。もともとは羊毛業でしたが、1840年に現在地へ移転してから、電動織機による綿織物をてがけてきました。19世紀、試行錯誤を経て開発された上質なシャツ生地は、英国中の紳士から絶賛され、英国王室御用達となりました。1991年にイタリアのアルビニ社に買収されて参加傘下となりましたが、その伝統は変わる事なく受け継がれ、イタリア的な色彩感覚を加えられることで高級シャツ生地の代名詞として認知されています。¥21,000+税~(オーダー価格)

スーツ 生地:SCABAL バンチブック:KINGSTON BAY(90%ウール、10%モヘア)

世界最大の服地商として長年君臨し続けているスキャバル。こちらのキングストン・ベイはジャマイカの首都キングストンに面した、美しい入り江の自然をイメージした夏用ファブリックです。同社の定番であるスーパー100’Sウールにモヘアを10%混紡し、吸湿性と放湿性を高めています。モヘア特有のパリッとした肌ざわりは、高温多湿な日本の夏にも最適。¥100,000+税~(オーダー価格)

こちらのパターンは、クラシコ イタリア(https://www.azabutailor.com/order/suit/model/)で仕立てています。

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