麻布テーラー厳選の
多彩なネクタイコレクション

スーツやシャツとともに、
こだわりたいのがネクタイです。
というのも、Vゾーンはその人の
印象を左右する大切なポイント。
スーツやシャツに馴染みながらも、
アクセントとなるネクタイを
麻布テーラーでは数多くご用意しています。
今シーズンのコレクションの一端を、
ご紹介いたします。

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  • collection05
  • collection06

クラシックな英国柄を用い
イタリアの老舗工房が提案

Blu Stella
¥15,000+税 イタリア製(プリント)

伝統的なネクタイの製法である“セッテピエゲ”でも有名な「SEVEN FOLD社」。
このコレクションは、フィレンツェの伝統的な工房であるこちらが企画し、実現しました。現在では言わば“絶滅危惧種”とも呼べるのがハンドメイド·タイ。プリントながらも繊細な表情を表現できるのも、このファクトリーが得意とする手縫いの技術あってこそです。
今シーズンは英国回帰が継続する中で、クラッシックな小紋柄・ペイズリー柄を、色を主張した多彩なプリントで表現しました。それをイタリアの繊細な技術で表現することで、モダンな雰囲気に仕上がりました。

イタリアの極上ヴィンテージと
日本の丁寧なモノづくりが融合

¥9,500+税 日本製(生地:伊FOSATTI社)

1871年にイタリアのロンバルディアのコモに創業の老舗ファブリックメーカー。イタリアで最も古いシルクファブリックの工場で作られており、ネクタイ専用のファブリックの生産様式を確立させたことで有名。現存する世界最古のシャトル織機を使用して紡織するフレスコ(3本の強撚糸で織る生地・ホップサックのような生地)は世界的にも評価が高く有名です。まさにネクタイの高級生地の代名詞的存在。
今シーズンは定番のネイビーに、トレンドのモノトーンを意識したグレーと引き続き人気のブラウンを揃えました。

膨大なアーカイブをソースに、
唯一無二のコレクションを展開

¥9,000+税 イタリア製(生地:伊MOLINNELI社)

このコレクションにはTessitura Serica Molinneli社製の生地が採用されています。同社はシルクジャガードを中心としたネクタイ生地の企画、生産、販売を1934年から手掛け、世界でも名だたるメジャーブランドとの取り組みを進めてきました。そこで培った技術力を背景に、主要アイテムであるネクタイやスカーフだけでなく、近年ではファッションアイテムへも生地を提供しています。
また、良い織物生産を実現するため積極的な投資を行うほか、貴重なアーカイブを長きに渡り蓄積。シルク、シルク混、ポリエスターを含めたデザインアーカイブは、何と8万点以上にも及びます。さらに、老舗ネクタイメーカーであったGualdo Porroのアーカイブも継承しました。
今シーズンは、ECOシルク(再生シルク)BOURETTE(ブーレット)をあえて使用し、凹凸感のあるジャガードにクラッシックなデザインをプリントしました。色彩がその表面効果で抑制され、独特の風合いを醸し出しています。

時間をかけて生産される
“ジャパンメイド”という信頼感

¥4,500+税 日本製

クラシックな無地ベースのコレクションがこちら。3000種類以上の生地から選べる麻布テーラーのオーダースーツに合わせ、オーダー感覚でコーディネートができるよう開発されました。なかでも、サテン・バスケット・レップストライプ・スーパードットの4種は横糸の“打ち込み本数が320本以上という高密度な生地を使用しています。それゆえ、生産には通常の倍以上の時間をかけています。時間をかけることで生地の傷や歪みを防ぎ、柄を綺麗に織り上げることができるのです。
手間と時間をかけ織り上げた最高品質の生地は、信頼できる京都の縫製工場で1本1本丁寧にネクタイへと仕上げます。特にサテン無地の生地は、通常の横糸を使用すると傷や毛羽などの問題が起こりやすいもの。麻布テーラーで使用されているサテン生地は、通常の横糸よりも糸の撚りが多い強撚の糸を使用し、傷や毛羽ができにくい質感を実現させています。
※:打ち込みとは西陣織で1寸間(30.3mm)に糸が何本入っているかを表す単位。

縦糸の色を変えることが
深みのある色合いの秘訣

¥6,500+税 日本製(生地:伊CANEPA社)

コモではイタリアのあらゆる著名なブランドのネクタイを企画・生産しています。そのなかでも最大の規模を持つのがCANEPA社。近年良くみられる、「生産はアジア、仕上げはイタリア」というような価格優先の生産ではなく、自社工場で一から織り上げたハイクオリティな生地を展開しています。その特徴は織機の所有台数。100台以上を所有することで10色以上の縦糸を織機に掛けることができるのです。縦糸のカラーが多いメリットは、ネクタイの織組織と横糸のカラーに合わせて縦糸を選んで織り上げられること。ネクタイのベースカラーに色の深みが増し、高級感が現われるのです。一般的な日本のメーカーでは、縦糸のカラーは黒と白が主流で、中に紺色を掛けている程度。世界を相手にするビッグスケールのCANEPA社だからこそ、さまざまな縦糸を用意できるのです。麻布テーラーでは毎シーズンオリジナルの色や柄をお客様にご提案しています。
幾何学模様や太目のストライプなど、クラシックな大柄が今シーズンの特徴です。カラーはブラウン・パープルに注目です。

同生地スーツとの革新的ミックスコーディネートも可能

¥8,500+税 日本製(生地:伊 CANEPA社)

ヴィンテージやヘリテージが今、キーワードとして挙げられています。ネクタイにおいても、‘80~‘90年代に流行したクラシックなプリントタイが復活するなど、ヴィンテージ柄がリバイバルされています。
麻布テーラーのクリエティブディレクターは、世界的に有名な高級シルクの生産地であるイタリア北西部のコモへと赴き、現地の生地倉庫で‘80~‘90年代のヴィンテージ生地を発見しました。その貴重なコレクションの中から厳選し、国内の優良縫製工場で生産したのが、このヴィンテージファブリックコレクションです。世間ではインクジェットプリントが主流ですが、捺染や抜染というあえて手間のかかるハンドプリントを採用。先染めプリントや、シルクとコットンをブレンドしたモガドール、奥行きのあるフレスコタイなど、当時の最高の原料に日本の技術を集結させた希少なネクタイです。限定コレクションですので、この機会にぜひ手に取ってお確かめください。
今シーズンは、ネクタイ巾を8.5㎝に広げよりクラシックな仕上がりになっています。

ネクタイの存在理由。

17世紀にネクタイの原型のクラバットが誕生し、19世紀後半はアスコットタイとして英国紳士の正装となった経緯を知れば、ネクタイは男性の身だしなみに欠かせないアイテムであることが分かります。
そして、色柄やスタイルに大きな変化がないスーツスタイルにおいて、個人の愛着や趣味嗜好、感性などの自分らしさを表現できる、身体の中心に鎮座するひとつのシンボルでもあります。職種によっては、ノータイやカジュアルな着こなしが認められ、ビジネススタイルが多様化しても、国内外を問わずエクゼクティブな男性にはネクタイは必需であり、我々はビジネススタイルにはネクタイは不変だと考えます。自分を表現する道具として、ネクタイを巧みにコントロールしていただきたい。そんな想いで、麻布テーラーは国内外のネクタイ産地に直接足を運び、基本のソリッドはもちろんのことトレンドのヴィンテージ柄のプリントまで、様々なラインナップを取り揃えました。