ジャージースーツ選びの今までとこれから【広島でオーダースーツ】

2025.09.13

By.広島店

登場以来、毎シーズン好評をいただいている麻布テーラーの人気シリーズが「ドレスジャージースーツ」です。伸縮性に富み、動き易いのに仕事で使えるキッチリ感、かくいう私も４年前初めてジャージースーツをオーダーしました。当時のジャージースーツ生地のラインアップは無地と小柄中心で、梳毛スーツ生地とは異なる「よく見ると、ニット？」というものが多かったように思います。

ところが今年のジャージー生地のコレクションを見た時、軽い衝撃を覚えました。

今までは“仕事で着られる動き易いスーツ”という理由でジャージーを選んでいました。

今年は着てみたい！と思い選んだ生地が、実はジャージー生地だった、という感じ。

今までとジャージースーツ選びが変わったように感じます。

衝撃その①「これがジャージー生地？！」

例えば画像のジャケット、どうみても紡毛、ツイード系の素材にしか見えません。これ実はイタリー製、LANIFICIO ROMA社のまるで織物のようなスライバーニット素材です。ソフトで膨らみがあり、編み上げた後、表面をおさえることによって生まれた上品な光沢がラグジュアリーな印象をもたらしています。イタリアらしいミックス感のあるデザインも特徴的で、他ではなかなか見られない商品に仕上がっています。

素材：アクリル58%　ウール22%　ポリエステル20%

ジャケットオーダー価格　税込　￥55,000～

素材の混率は微妙に異なりますが、色柄のバリエーションもご覧の通り。

地球温暖化で本来のツイードジャケットを楽しめる寒い期間は短くなりつつあります。今回ご紹介のLANIFICIO ROMA社のジャージー素材なら秋口から「もうツイード着てます」という季節先取り感を出しつつ、動き易く快適に過ごせます。

衝撃その②「トリコット編みのコーデュロイ？しかもポリエステル100％？！」

実は私自身今年は秋冬物として細畝のコーデュロイを探していました。今回ご紹介のコーデュロイならセットアップで着てもカントリーの印象が強くなり過ぎず、ほどよい起毛感が柔らかい雰囲気を醸し出してくれます。

この細畝トリコット編みのコーデュロイは即オーダー決定、となりましたが、トリコットとは、、、

古い世代なのでトリコットと聞くと水着やスイムキャップしか思いつきません。

さらにポリエステル100％？　見た目上品な細畝コーデュロイなのに伸縮性があって、おそらくコットンより色落ちもしない耐久性もあるでしょう。

素材　：ポリエステル100％

価格　：Sスーツオーダー価格　税込￥66,000~

(画像のネイビー生地は品薄となっております。在庫状況は店舗までお問い合わせください。）

＊それでもジャージー生地をビジネスで着ることにためらいをお感じの貴方へ

そうは言ってもお仕事の立場上、いくら楽でもジャージー生地でビジネスはちょっと、という方もいらっしゃるでしょう。

そんな方にはマルラーネ社のラウンジセットアップをおすすめします。

MARLANEのメインはもちろんW100％のクラシックなスーツ地ですが、ここ数年世の中のスーツのニーズが変化し、セットアップ素材が求められるようになってきました。MARLANEはそうした需要に柔軟に対応し、ウール+ビスコースや化学繊維を使用した高級なセットアップも得意としたメーカーです。その中でも今回紹介するクオリティはウールの緯糸にポリウレタンを巻き付けた伸長率が30％とストレッチが抜群に効いた素材です。
ジャージーと違い織物なので強度面やひざ抜けなども安心です。