自転車通勤でもスーツは傷む?リュックにも強い英国製生地「MARTON MILLS」の魅力
最近、「通勤を自転車に変えました」というお話をお客様から伺う機会が増えました。
健康志向の高まりもあり、ジムに通わなくても毎日の通勤で自然に運動ができること、そして満員電車のストレスから解放されることなど、自転車通勤にはさまざまなメリットがあります。
一方で、自転車通勤ならではのスーツのお悩みもあります。
「自転車に乗っているうちに、スーツのパンツのお尻の部分が擦れて薄くなってきた」
「リュックを背負っていたら、ジャケットの肩や背中が擦れて毛羽立ってきた」
「自転車通勤をしたいけれど、お気に入りのスーツが傷むのが心配」
こうしたご相談も、実際に承ります。
自転車通勤でスーツが傷む、と一言で言っても、特に負担が大きいのがパンツです。自転車利用で汗をかき、湿った状態のままペダルをこぐと、規則的にテンションがかかるパンツの内股部分のウール生地には、サドルとの擦れで大きなダメージを与えることになります。
一方、ジャケットはリュックとの摩擦によって、肩や背中などに毛羽立ちが起こることがあります。

自転車通勤の快適さは捨てがたい。でも、
そんな方に今回ご紹介したいのが、自転車通勤やリュックの使用にも適した、英国製のタフなスーツ生地を生産している「MARTON MILLS(マートン ミルズ)」社です。

「自転車通勤向けのスーツ=ごわごわした生地」では?
ここまで読んで、
「丈夫な生地ということは、ごわごわしていて、いかにも作業着のような生地なのでは?」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、一般的には生地の耐久性を高めようとすると、柔らかく繊細なスーツ生地とは少し方向性が変わってきます。
ところが、今回ご紹介するMARTON MILLS(マートン ミルズ)社は、本格的な英国製スーツ生地メーカー。
「丈夫さ」と「ビジネススーツとしての品格」を両立させたい方に、ぜひ知っていただきたい生地です。

英国製「MARTON MILLS」CLASSICはなぜ丈夫なのか?
今回ご紹介するのは、
MARTON MILLS CLASSIC
品番:66353~68358
ウール45%・ポリエステル55%
MARTON MILLSは、イギリス・ウエストヨークシャーに拠点を置く、1931年創業の伝統あるミルです。
フォーマルな場で使用される英国軍の制服や、最高裁判所の裁判官やバッキンガム宮殿の衛兵の制服など権威ある公的機関にも生地を供給してきた歴史を持ちます。
そんな英国の伝統を持つMARTON MILLSですが、今回の生地で特に注目していただきたいのが、ウール45%・ポリエステル55%という混紡率です。
伝統を重視する英国製のスーツ生地としては、比較的珍しい組成と言えるでしょう。
ポリエステルを55%使用することで、ウール100%の繊細なスーツ生地とは異なる、強いハリとコシ、
特に自転車通勤では汗をかきやすく、サドルとの接触によってスラックスのお尻の部分に負担がかかります。
また、リュックを背負えば、ジャケットの肩や背中にも繰り返し摩擦が加わります。
こうした「生地の湿り気」+「毎日の小さな摩擦」がスーツの生地を徐々に消耗させます。
そのため、毎日自転車に乗る方やリュックを使用される方には、こうした耐久性の高い生地を選ぶことが、スーツを長く愛用するための一つの方法になるのでは?

ポリエステル55%でも、見た目はしっかりスーツ生地
「ポリエステルが55%も入っているなら、見た目もいかにも化学繊維という感じなのでは?」
そう思われるかもしれません。
ところが、このMARTONは、見た目には綾織りのギャバジン調。
一見しただけでポリエステルが55%入っているとは、なかなか分からないと思います。
もちろん、スーツ生地ですから「何年着ても絶対に破れない」というわけではありません。
しかし、一般的なウール100%の繊細な生地と比較すると、毎日の通勤で多少ラフに扱っても安心感のある、非常にタフな生地です。
長年オーダースーツの採寸をしている私自身、こうした生地を見ると「細番手ウール生地に比べて、摩擦に強い頼もしい生地だな」と感じます。

「丈夫なスーツ=おしゃれではない?」
ここで一つ、スーツの楽しみ方について考えてみたいと思います。
本来、スーツやジャケットは、季節や用途に応じて生地を選ぶもの。
冬ならフランネル、春夏ならリネンやモヘアなど、それぞれの季節やシーンに適した素材を選ぶことも、オーダースーツの生地選びの楽しみの一つです。
そう考えると、
「自転車通勤にも使えて、仕事もこなせて、毎日着られる」
というオールマイティなスーツは、少しファッション性に欠けるように感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、現実のビジネスシーンではどうでしょうか。
通勤はスーツで、お勤め先では制服や作業着、白衣などに着替えるという方も少なくありません。
「それなら通勤は私服でもいいのでは?」
と思われるかもしれませんが、急な会議や研修、取引先との面談など、突然スーツが必要になることもあります。
そう考えると、通勤時もスーツを着ている方が便利というケースも多いのではないでしょうか。
「自転車通勤」と「ビジネススーツ」を両立したい方に
自転車通勤は快適。
でも、スーツの傷みは気になる。
さらにリュックも使いたい。
そんな方にとって、MARTON MILLSのような耐久性の高い生地は、一つの有力な選択肢になると思います。
特に、
・会社、あるいは最寄り駅まで自転車で通勤している
・スラックスのお尻の擦れが気になる
・リュックを毎日使っている
・ジャケットの肩や背中の毛羽立ちが気になる
・仕事ではスーツが必要
・通勤用だからこそ、丈夫なスーツが欲しい
という方には、ぜひ一度実際に生地を触っていただきたいと思います。
イタリア製の細番手ウール生地とは、明らかに異なるハリとコシ。
そのしっかりとした風合いこそが、毎日の自転車通勤やリュック使用に適したMARTON MILLSの魅力です。
カラーもビジネスで使いやすいラインナップ
カラーは、ビジネススーツの定番であるネイビーは濃淡2色ご用意しています。

グレーも明るさの異なる2色をご用意。

さらに、近年人気の高いブラウンも2色展開です。

「丈夫な通勤用スーツだから、色は地味なものしか選べない」
ということではありません。
毎日の仕事で使うスーツだからこそ、色にもこだわっていただけます。
MARTON MILLS CLASSIC Sスーツ 仕立て上がり ¥93,500~

ネイビー、グレーはビジネススーツとして、タイドアップして普通に使えます。
個人的なおすすめはテラコッタ【イタリア語で「焼いた(cotta)土(terra)」の意】と言われるブラウン(68958)。6mmステッチやパッチポケットとセットアップ風にオーダーするとジャケット、パンツそれぞれ単品使いにも馴染みます。
またブラウンのセットアップのインナーに黒タートルネックを合わせると、
・ブラウンの柔らかさを黒が引き締めてくれる大人のコーディネート
・黒靴でも茶靴でもマッチする着回ししやすい組み合わせ
として着崩し加減の難しいオフィスカジュアルのコーデの候補の1つとして重宝します。

自転車通勤にも、リュックにも。毎日使えるスーツをお探しなら
スーツは、特別な日にだけ着るものではありません。
毎日の通勤で着るからこそ、見た目だけでなく、「
自転車通勤をされる方。
リュックを背負って通勤される方。
そして、毎日の通勤でスーツを少しでも長く大切に着たい方。
そんな方には、英国製MARTON MILLSのしっかりとした生地感を、ぜひ店頭で実際にお手に取ってお確かめいただきたいと思います。
自転車通勤とビジネススーツ。
一見すると相性が悪そうなこの二つを、丈夫な生地選びで両立させてみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店を、麻布テーラー広島店でお待ちしております。
秋冬物のオーダーも麻布テーラー広島店へ
麻布テーラーでは、伝統とモダンを両立した別注生地を多数ご用意し、秋冬物のスーツやジャケットのオーダーを承っています。
この時期は、スーツだけでなくコートのオーダーや、成人式、ビジネスカジュアルについてのご相談も増えています。
完全予約制ではありませんが、ご予約のお客様を優先してご案内し
当日10:00まではWEBまたはお電話にてご予約いただけます。
当日10:00以降は、お電話にてお問い合わせください。
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
広島店スタッフ 金平でした。
azabu tailor / 麻布テーラー 広島店
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