アメージングな春ネクタイ!?

先日、赤坂を歩いていると立ち止まって写真を撮っている人が!?なんと桜が咲き始めていました。春が近づいていますね!
とはいえ、朝晩はまだコートを手放せない日が続いています。そんな時は、スーツは冬物でもシャツとネクタイのⅤゾーンだけ春らしくするのがおすすめです。本日は、今シーズンのネクタイの傾向をお話ししたいと思います。
メンズファッション業界では、ドレス原点回帰からドレス感を演出するアクセサリーとしてネクタイが復活していると言われています。数年前は、ピッティウォモでもネクタイブランドが売れないネクタイの展示を減らし、ストールやシャツ、パンツとトータルウェアブランド化を進めるのが主流になっていました。しかし、近年は新しいテイストを盛り込んだネクタイを提案するなど、ネクタイブランドも元気を取り戻しているようです。
では、新しいテイストのネクタイトレンドとは何か?まずは、「ビンテージ柄のプリントタイ」です。これ一本で今年らしさを表現できるのが魅力です。タブカラーのシャツに合わせてクラシックなⅤゾーンが気分です。麻布テーラーでは、イタリアのプリント専業ネクタイブランド「BLU STELLA(ブルーステラ)」でセレクトしました。
次は、「英国テイストの幾何学デザイン」のジャガードタイ。少し個性が強いネクタイですが、英国ではこんなパワーネクタイが人気です。英国人のようにクレリックシャツなんかに合わせてみたいネクタイです。麻布テーラークレストとスクエアでは、英国から「Seaward&stearn(シーワード&スターン)」をセレクトしました。
ちなみに、これは昨年の6月のピッティウォモ期間中に彼らのブースで撮った一枚です。私は15年以上前のターンブル&アッサーのネクタイをしていました。シーワード&スターンは、ターンブル&アッサーのデザインディレクターを務めたこともあるマーク・スターンさんとゲイリー・シーワードさんが作ったブランド。俺が当時作ったネクタイだ!と喜んで、一緒に写真を撮りたいと誘われた一枚でした(笑)。
最後に、「マリンを意識したネイビーとホワイトのコンビネーション柄」、復活の兆しがある「レジメンタル柄」、新しいアクセントカラーとして、「くすんだレッドや濃いオレンジ使いのジャガードタイ」など。これは、私が企画している麻布テーラー全店で展開しているオリジナルで展開しています。麻布テーラーとのスーツやジャケットとのマッチングを意識してコレクションを組んでいます。イタリアのシルク織物の産地であるコモにあるカネパ社の素材を使用して、ナント¥6,500+税。ベストセラーになるのは当たり前か(苦笑)。
そういえば、そのベストセラーであるカネパ社の営業担当者が来日した際、大阪北新地の鮨の名店「鮨のぐち」に便乗させてもらいました!
超日本ツウ、グルメの彼もがAmazing!!!と唸らせたご主人。日本人の私もこんなアメージングなお寿司を食べたことはありません。ご馳走様でした、副社長(笑)。