MILANO UNICA 初めての海外出張
Milano Unica(ミラノ・ウニカ)は、年に2回開催される世界最大級の服地専門展示会です。
イタリアを中心に、イギリス、日本など、世界中のトップミルが一堂に会し、次シーズンのトレンドを発信します。
今回の展示会では、730社の企業が出展し、
その中には日本を代表する毛織メーカーや、長年取引のあるサプライヤーのブースも数多く並んでいました。
今回の開催は42回目の開催で2005年よりスタートしている展示会です。
会場は、RHO FIERA MILANO (ロー・フィエラ ミラノ)
世界各国からデザイナー、企画、バイヤーが訪れます。


前日 ミラノ市内でのディスプレイ勉強
展示会前日、ミラノ市内で少し時間が取れたため、
ドレスブランドのディスプレイを学ぶ目的で街を散策しました。
ショーウィンドウの作り方、色の使い方、
一体のマネキンでどこまで世界観を表現するか。
「生地を選ぶ仕事」ではありますが、
最終的にお客様が目にするのは“洋服としての姿”。
改めて、出口のイメージを持つことの大切さを感じる時間でした。
ドーメル社様訪問 前昼祭り
散策の途中、ドーメル社のミラノオフィスに立ち寄り、
27SSの商談と今後の打ち合わせを行いました。
ミラノウニカが生地の祭典というならば、
まさに、ウニカ前夜祭ならぬ「前昼祭り」です。
皆様に喜んでいただける商談になっていますように。
オフィスには過去のアーカイブコレクションも展示されており、
目の前に広がる圧倒的な歴史とモノづくりの積み重ねに、
正直、興奮状態でした。
「素晴らしいモノづくりが、現代にも確かに続いている」
そう実感し、改めて尊敬の念を持たずにはいられませんでした。

ミラノウニカ初日
そして翌日、ミラノウニカ初日。
今回の出張では、
PITTIでは冬物、
UNICAでは夏物、
という全く異なるシーズンを短期間で見るスケジュールでした。
初日から、正直パンク寸前。
会場の熱量、人の多さ、情報量、すべてが想像以上でした。
約20社訪問・膨大な生地
今回の出張では、約20社のブースに立ち寄りました。
PITTI同様、すべてが初めての景色。
どのブースも個性があり、
「どんな生地がお客様に喜んでもらえるか」
それだけを考えながら歩き続けました。
合計3日間で、
5000種類、いや10000種類以上の生地を見たと思います。
フィーラーあるいはカラーカードという生地見本をじっくり見ていきます。
見るだけでなく、肌触り、張り感も確認し、
仕立て上がりから、着用シーンまで想像します。
こんな色味やクオリティが旬なのか、
こんな生地があったらよりかっこよくコーディネートできるんじゃないか
など、色々頭によぎります。



正直、緊張しすぎて記憶が曖昧な部分もありますが、
BOSSをはじめ、サプライヤーの方々にもご指導いただきながら、
なんとか乗り切ることができました。

ここで強く感じたのは、
「生地を見る力」以上に、
現地の人に自分を覚えてもらうことの大切さでした。
名前を呼んでもらえるか、
前回の話を覚えてもらえているか、
どんな立場で、どんな仕事をしている人間か。
それだけで、
見せてもらえる生地の幅も、
話してもらえる情報の深さも、
まったく変わってくることを実感しました。
展示会は、
単に生地を選ぶ場ではなく、
人と人との信頼関係を積み重ねていく場所なのだと、
今回、身をもって学びました。
別注企画など、27SSもすでに盛りだくさんです。
まだ26SSも始まっていないのに、
頭の中は次の次のシーズンへ。
「嬉しい悲鳴」と言えばそれまでですが、
改めて、この仕事のスピード感と責任の重さを痛感しています。
正直、ここでもパンク寸前です。
体調不良と締め
帰国前日から、ほっとしたのか体調不良に。
時差ボケと疲労のダブルパンチです。
それでも、今回の出張で得た経験と学びは、
必ずこれからの仕事に活かしていきたいと思います。

時差ボケに負けず、
27SSに向けて、また一歩ずつ。
CIAO!!



