春夏生地のご紹介

ブログをご覧の皆様、こんにちは。
今日も、春夏の新作生地をご紹介致します。
こちらも言わずと知れた英国生地の名門、「HOLLAND&SHERRY」です。
今回の新作の目玉は、なんといってもストレッチが入っているという点です。
近年、ストレッチや撥水加工を施した機能性素材への注目が高まっており、
イタリアの名だたるブランドも機能性生地を出し始めていますが、
英国にもその波は押し寄せているようです。
今回の生地は、ウールに「ライクラ」という合成繊維を混ぜて織り上げています。
「ライクラ」は混紡率が低くても特性を失わないので、この生地のように
他の素材と混ぜ合わせてよく使われています。
また、混紡率が低く抑えられる、ということはウールの割合を増やせる、ということでもあります。
「ストレッチ」という言葉から想像されるスーツは、どこか「無機質」というイメージとも結びつきやすく、
ウール本来の「風情」や「生地感」といった魅力の乏しいスーツ、といった連想をされがちです。
それ故に、ストレッチの入ったスーツを意識的に避けている麻布紳士の方も少なくない、と個人的に考えています。
そんな方には、この「SHERRY STRETCH」を是非お勧め致します。
また、このバンチバックは、ストレッチだけでなく、色のバリエーションの豊富さも魅力です。
「紺」「鼠」といった定番に飽きた皆様にも、是非一度見て頂きたいです。
どちらかといえば「保守的」なイメージのある英国生地がストレッチを入れた、というのに少し驚きましたが、
触ってみて、見てみて、「案外悪くない。いやいや、むしろいいぞ・・・」とすっかり魅了され始めています。
「お洒落は我慢」とはよく言われますが、もう、「我慢しないことがお洒落」に変わる時期かもしれません。
麻布紳士の皆様。
「お洒落」で「快適」なスーツ、仕立ててみませんか?
HOLLAND&SHERRY:SHERY STRETCH スーツ ¥89,000+税~