モヘアで始める秋冬スーツ~WILLIAM HALSTEAD “WINTER MOHAIR”~

いつも麻布テーラー大宮店をご利用くださいまして誠にありがとうございます。
厳しい残暑がつづいております。長期予報では当面の間平年よりは高い気温が続くとされておりますが、店頭ではありがたいことに順調に秋冬スーツのご注文が増えてきております。オーダースーツはその性格上、お渡しまで1ヶ月以上お時間を頂戴してしまう為、お早目のご検討が吉。ということで、今回も今お仕立ていただくのに最適な服地をご紹介してまいります。


今シーズンの麻布テーラーは、秋冬スーツ素材の新たなご提案としてモヘアに着目いたしました。モヘアとは、アンゴラ山羊の毛のことで、ウールよりも繊維が太くて長く、シルクを凌ぐ光沢と滑らかさを備えているのが特徴です。単独で紡績することが困難な為、ウールと混紡されることが多いのですが、独特のシャリ感がもたらすドライタッチによって、春夏用の服地に多く採用されてきました。しかしながら、シワに強く、仕立て映えする生地感を好んで秋冬まで着用する紳士も多く、そうした“ウィンターモヘア”の魅力をお伝えすべく、「Master of Mohair」と称される名門、WILLIAM HALSTEADに別注したのが今回ご紹介する生地でございます。

ここ数シーズントレンドに再浮上しているクラシックストライプの2色をご用意いたしました。秋冬用に綾織りの仕上げでモヘアの混率はわずか5%ながら、その特性を巧みに引き出し、モヘア特有のドライタッチや肌離れの良さは全くスポイルされておりません。仕上げには熟練の職人が表面の毛羽を焼き切ることでクリーンな表面感となり、非常に高級感のある生地に仕上がっております。まだ暑さの残る時期から本格的な冬、そして春先まで、長く着用出来ること請け合いです。ウール100%の素材より光沢がありながら、嫌味のない自然な風合いの為、ドレスコードに制限のあるお客様にもご着用いただき易いのではないでしょうか。シワの回復力も高い為、活動的なビジネスマンの方々にもオススメです。

色柄、素材ともにクラシックパターンゆえ、とことん正統派な着こなしもよろしいかと。スーツ地同様光沢感が期待できるインポートブランド生地のシャツに、ドット柄のネクタイの組み合わせは、一見面白味は無いものの、クラシックにしてどこか親しみやすさも感じられるコーディネートではないでしょうか。今回コーディネートに使用したネクタイ、ストールに関しましては、また改めてブログにてご紹介させていただきます!
店頭ではその他の別注生地をはじめ、秋冬シーズン新作服地を多数ご用意しております。新たなシーズンに向けてお仕立てをお考えの際はどうぞお早めに店頭にてお確かめくださいませ。
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
azabu tailor / 麻布テーラー 大宮店
〒330-0846 埼玉県さいたま市大宮区大門町2-2 TAiGAビル2F 048-6442-280
メールマガジン登録
こちらからご登録ください