【New arrival】ニットベストのすゝめ 〜チルデン〜

いつも、麻布テーラー新宿south店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。本日、ブログを担当させていただきます及川と申します。何卒よろしくお願いいたします。
本日は新しく入荷した既製品について深掘りしていこうと思います。

価格:¥16,500(inc.tax)
お写真を見て懐かしさを感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
アイビースタイルに憧れた方は一度は通った事があろうチルデンニット。
私はアイビー全盛期を経験しておりませんが、私の好きなアイテムの一つでもあります。

■デザイン
白地のケーブル編みのボディにVネックの襟元、袖口、裾に1本または数本のストライプ柄が施されているのがチルデンニットの多いデザインですが、白地だと若々しい印象になるので、麻布テーラーでは落ち着きのあるネイビー、グレーの2色でご用意。
国内の老舗ニットメーカー株式会社GIMに制作を依頼したこちらは英国羊毛をふんだんに使用したMade in Japan商品。
英国羊毛はオーストラリア産メリノなどに比べ、良くも悪くも粗くガシッとした生地感が特徴。英国の厳しい自然に耐ええたその繊維からなるプロダクツは、男らしい無骨なオーラを纏っており、トラッド好きの好み過ぎる表情です。
さらに、素材の良さもさることながら品質の高さもピカイチ。
同社の掲げる「日常生活に寄り添った上質なニットウェアを作っています」を体現したお品物になっております。
■チルデン?クリケット??
チルデンの名はかのアメリカの有名なテニスプレイヤー、ウィリアム・チルデンがスポーツウエアとして愛用していたことからその名が来ています。
今日ではスポーツウエアといえばスウェットのイメージですが、彼が活躍した1920年代にはコットン地のスウェットがまだ誕生しておらず、スポーツ時のウエアはウールのセーターを着用していたみたいです。今では考えられませんね。
彼が着用したことによってチルデンニットの愛称で親しまれるようになりましたが、ルーツは実はテニスウエアではなくクリケット用のウエアとして誕生した起源を持っているので、一部のアパレルメーカーではチルデンニットの事をクリケットニットと呼ぶところもあります。

■コーディネート
やはりチルデンニットに合わせるジャケットはブレザーが強いですね。
王道でいて最強、まさにクレープ界のシュガーバターといったところでしょうか。
他にもおすすめのコーディネートがございましたら、アイビー見習いの私にぜひぜひご教示ください!!
次回のニットベストのすゝめは、フェアアイルについて深掘りします。乞うご期待(^_-)
azabu tailor / 麻布テーラー 新宿South店
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