【TALLIA DI DELFINO×麻布テーラー別注】タリア・ディ・デルフィノが織りなすウインターモヘアの世界

いつも、麻布テーラー新宿south店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。本日、ブログを担当させていただきます及川と申します。何卒よろしくお願いいたします。
今季麻布テーラーの生地テーマの一つにウインターモヘアというキーワードがございます。
モヘアというと春夏のイメージを持たれる方が多いと思いますが、昨今の世界的な暖冬の影響でヨーロッパの方では、数年程前からウインターモヘアやウインターリネンなどの商材の提案も散見されておりました。
そこで今季麻布テーラーでは、イタリアの名門タリア・ディ・デルフィノ社に別注をかけたモヘア混の特別な生地をご用意させて頂いております。

■FRATELLI TALLIA DI DELFINO
フラッテリ・タリア・ディ・デルフィノはエルメネジルド・ゼニア、ロロピアーナと並ぶイタリア3大生地メーカーの一つと言われております。1903年、イタリアはビエラ地方ストローナにて産声をあげ、今年で120周年を迎えた老舗ファブリックメーカー。歴史に裏打ちされた高い技術を継承しつつ、最新設備を用いたモダンな表現を追求。生地トレンドを牽引する存在として頭角を現し、120年にもわたって人々に愛される、最高級生地メーカーです。
タリア・ディ・デルフィノのアーカイブコレクションにあったウール72%&モヘア28%の平織生地を秋冬用として綾織生地にして別注。

同社ではウインターモヘアの製造は初めての試みとのことで、今日までのタリア・ディ・デルフィノの生地でウインターモヘアが手に入るのは麻布テーラーただ一社ということになります。

■モヘアのGoodなPoint

ウインターモヘアが珍しい事はお分かりいただけたと思いますが、そもそもモヘアとは何ぞやと疑問に思われる方もいらっしゃるかも知れません。
モヘアとは、ウール(羊の毛)とは異なり獣毛(羊以外の動物の毛)に分類され、アンゴラ山羊から採れる繊維の事を指します。

モヘアはウールとは異なりクリンプ(縮れ)を持たない繊維ですので、肌離れが良くシャリシャリとした清涼感のある質感が特徴です。
その点、ストレッチ性に乏しく硬い着心地になるのがモヘア混の特徴ですが、タリア・ディ・デルフィノの凄いところはその硬さを全く感じさせないところです。生地を触っただけではモヘア混とは気付かない程、ウールらしいナチュラルストレッチを備えております。
またモヘアは皺になりづらく、クリースが消えづらいといった機能性も併せ持っておりますので、戦うビジネスマンにうってつけの繊維と言えるでしょう。
今後の新たな秋冬の定番になりうるかもしれないウインターモヘア。気になる方はぜひ挑戦してみてください!
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また、今回ご紹介したイイスーツにはイイハンガーを!

こちらは、天然ラバーウッドを使用した環境に配慮したハンガーになっております。
スーツのシルエットを保つカーブ設計で、美しい佇まいを保ちます。

また左が今回のハンガーで、右が店頭サンプルスーツ等に用いられるハンガー(非売品)。
東京のクローゼット面積にも優しい厚すぎず、薄すぎずなちょうど良さが嬉しいトコロです。

パンツを掛ける際もフェルトラバーによりずり落ちしにくく、ハンガー皴も比較的付きにくい設計です。

azabu tailor / 麻布テーラー 新宿South店
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