【New arrival】ニットベストのすゝめ 〜フェアアイル〜

いつも、麻布テーラー新宿south店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。本日、ブログを担当させていただきます及川と申します。何卒よろしくお願いいたします。
本日は新しく入荷した既製品について深掘りしていこうと思います。

価格:¥16,500
こちらは以前にご紹介したニットベストのすゝめ 〜チルデン〜のチルデンニットベストに引き続き国内の老舗ニットメーカー株式会社GIMに製作を依頼した、英国羊毛をふんだんに使用したMade in Japan商品になります。
やはり英国羊毛はトラッドアイテムと相性バッチリですね。
この無骨な表情が男らしいアイテムに仕上がっております。
チルデンニットも然り、英国羊毛を使用してこのお値段はコスパも抜群ではないでしょうか。

カラーはコンサバティブなグレーと温かみのあるブラウンの2色をご用意しております。
■フェアアイル?ノルディック??
この様な総柄のニットで特に想起されやすいのは“ノルディック柄”のセーターではないでしょうか。
誰しもがクリスマスシーズンに必ず目にした事があろう、そうあの柄です。
フェアアイル柄とノルディック柄はよく似ているので間違えやすいですが、ルーツを知れば全くの別物だという事がわかります。
まず“ノルディック柄”とはノルウェーをはじめとする北欧に伝わる伝統的な編み込み模様のことを指し、雪の結晶、トナカイ、もみの木、ハートなどがモチーフによく使われています。
雪の結晶、トナカイなんてもうクリスマスに着て下さいと言わんばかりのデザインですね。
ちなみに筆者はクリスマスが大好きです。
クリスマスのあのスローなムードが私の性に合っているんだと思います。
お気に入りのコートを着て、表参道のラルフローレンに行って、青山のテラスで「寒いね」って言いながらカフェをする。
はー、早く涼しくなって欲しいものですね。。
すみません。脱線してしまいました。
それに対し、”フェアアイル柄”とはスコットランドのフェア島に由来する伝統的なニットの柄で、スペイン由来のモチーフであるグラナダの星、ユリの紋章、スペインの十字架、ムーアの矢などがモチーフとして使われております。
なぜ、スコットランドの島由来の柄なのにスペイン由来のモチーフと疑問に思うかも知れません。
なんでも、スペイン無敵艦隊がイギリス海軍に敗北した際に生き残った乗組員がフェア島にたどりつき、彼らの祖国スペイン国を忘れないようにモチーフを柄として後世に残したとのことです。
日の呼吸のようなロマンを感じさせるお話ですね。

■コーディネート
合わせるジャケットはやはり紡毛地が良いですね。
ニットに柄があるので無地のジャケットが無難ですが、今回は癖ありにパターンオンパターンで合わせて見ました。
前回が王道のシュガーバターとしたら、こちらはツナマヨのおかずクレープといったところでしょうか。ハマるおいしさなので試した事がない方はぜひ一度試してみて下さい。
フェアアイルもハマる事間違いなしです!!
azabu tailor / 麻布テーラー 新宿South店
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