スーツを支える脇役たち【芯地編】
麻布テーラーの梅田店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
さて、今回はボタン、裏地に続いて、芯地のご紹介です。
スーツのデザインに関わる、脇役的存在のボタンや裏地に対して、表には出ない、いわば縁の下の力持ち、スタッフ的な要素を持っている芯地。
洋裁をされている方、オーダースーツにご興味のある方などはご存知かと思いますが、あまり一般的には知られていません。

芯地とは何か・・・?
主な役割として
〇シルエット作り 胸元のボリュームや、美しい襟のロールを形作る。
〇型崩れの防止 着用による生地の伸び・歪みを防ぎ、形を維持する。
〇耐久性の向上 お洋服にハリ・コシを与え、耐久性を高める。
目には見えない部分ですが、芯地がないと立体的なジャケットに仕上がりにくいだけでなく、型崩れも起きやすいんですね。
では、芯地とは何から作られているのでしょうか。
天然素材では主に馬の尻尾、ウール、コットン、合成繊維では主にポリエステル、ナイロン等が使われています。
シルエットだけでなく、着心地や耐久性を考慮して、経糸・緯糸でそれぞれの特性を生かした素材が組み合わされた、様々な芯地が存在しています。


また、ハ刺しと呼ばれるジグザグの縫い目を施すことによって、表地と一体化し、自然な立体感を生み出すことが出来ます。
単に平面の生地を貼ったり縫ったりするよりも立体的に仕上がるだけでなく、中で表地とのずれが生じないための役割も担っているんです。
最近では、素材によって軽さや通気性などに特化したものなど、種類も多様になってきました。
単に芯地と言っても、様々な工夫と工程が施された、陰の立役者的な存在。
オーダーの際は、そうした目に見えない部分の素材を考慮してご自身の目的やお好みに応じた仕立てを選ぶのも楽しいかもしれません。是非、スタッフに相談してみてください。
梅田店スタッフ一同、ご来店を心よりお待ちいたしております。
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