スラックスオーダー②

ブログをご覧の皆様こんにちは。銀座7th店です。
前回のブログにてスラックスオーダーの仕組みをご説明しましたが、今回は選べる箇所や仕様を当店のサンプル品にてご紹介します。

まずはフロントのタックです。

タック(プリーツとも呼ばれます)とはスラックス前身頃にあるヒダのことです。比較的ゆとりを多くとってそれをたたんでいるのがヒダ、つまりプリーツです。
タックが1つのモノを1タック、2つのモノを2タックといいます。
ゆとり量と密接に関係のあるタックを昨今のサイズトレンドと照らし合わせると…
ゆとり少な目細身シルエット→ノータック
ゆとり大目よったりシルエット→1or2タック
という図式がなりたちます。
ですが、業界ではクラシックな装いが見直されつつあります。お洒落感度の高い方なんかは1タックでヒザ下を細く、というマニアックなしかし確実に自己を満足させるに到るモノをオーダーされていかれます。

このタックの有無を選んだ後に、

腰脇のポケット

使いやすい斜め、カジュアルなウェスタン

通常のベルトループ仕様とは違ったベルトレス脇尾錠

腰裏

無地や柄物、吸湿速乾やすべり止めつきなど様々あります。

ピスポケットといってお尻側ポケット仕様

ボタンなど

スーツの場合のオプション品でも無料です。(水牛ボタンなど)

そして裾口のシングルorダブル。
ここまで決めて半分くらいでしょうか…
この後にサイズ見本ご着用の上、実際の数値バランスを確認しながら形作っていくわけです。
既製品の場合ですと当然ですが既に出来上がっているものなので、普段はあまり気にされない部分も多いかと思います。
ですがオーダー品の場合は決まっているところがない状態からスタートです。選ぶ苦労もあるでしょうが、そこは我々スタッフが道案内をして楽しさに変えさせて頂きますのでどうぞご安心くださいませ。

主役はお客様です。
ご来店、お待ちいたしております。

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