スラックスもオーダーしましょう
みなさま、こんにちは。佐藤です。
来ましたね。
気温の上昇とは相俟って、ファッション偏差値は露骨に下がりがちなシーズン。
COOL BIZ! by環境省
軽装によるエアコン等消費電力のカット並びにCO2削減による温室効果ガスの抑制〇△□×※@#$%&…はい賛成です。
グローバリズムだのなんだので、今や小学校の通知表にも英語の成績欄がある時代。賛成です。
「お金に関する教育も早いうちから始めた方が…。」賛成です。
「だったらなんでファッションの授業がないの文科省!」
という心の叫びとともに、ここから数週間はクールビズアイテム主役の一つ、
「スラックス」にフィーチャー致します。
(「シャツは?シャツじゃないの?」⇒もちろん計画はしてますが、スラックスの方が仕上がりまでにお時間を要するので先にお知らせ差し上げようかと。)
World Traveler Classics #93805 Pants Order Price ¥23,000+税~
・キーワードは「メランジ(霜降り)」
・無地ですが奥行きや立体感を演出、ほんのりオシャレです
・シワの復元力を高めるナチュラルストレッチ(←後述しますがルックスに大きく関わるのでこれは大事です)
・撥水機能付き
・「どうしてもグレーを選んでしまう」保守的な方には今期是非このグレーを
「タックってなんですか?」by20代
って方もいらっしゃれば
「まぁぁぁたタック流行んのかよぉ!」by50代
って方も。
幅広いビジネスマンが同居するのも麻布テーラーの面白さでは。
タックを始め、どういったディティールワークがオススメかはまた後日まとめますね。
ウエストをジャストにしてベルトレスってのも注文服らしくて粋です。
今まではジャケットで隠れていたこの部分も、
フラップ(蓋:雨除け、埃除けに由来)をつけて夏らしくアクティブなコダワリを示してみては?
ただ、どんな良い生地で、どんなトレンド感満載のディティールを採用したところで、
「ここがダメなら全てダメ」になってしまう大切な部分が
クリースライン(センタープレス:真ん中の折り目)。
日本刀をイメージして、歩きながら風を切り裂くくらい鋭くして下さい(刃こぼれした刀で戦地に赴かないで下さい)。
ビジネスシーンでトレンドを追っかけまわしてチャラチャラ粋がるのも考え物ですが、
出会う相手への思いやりのひと手間は本当に大切であると経験論を以て断言できます。
しっかりプレスされたスラックスを穿いたところで加点はされませんが、もったいない減点は簡単に防げます。
そのもったいない減点を簡単に防ぐことが出来るその人となり、所作、立ち居振る舞いというのはほぼ漏れなく相手に伝わります。
ただスーツのジャケットとネクタイを脱ぎ散らかしただけのクールビズマン(ヨレヨレシャツ、くたびれスラックス、ボロボロシューズ)と、
和服由来の「折り目正しい」という言葉よろしく「洋服」もしっかり折り目正しく、清涼感のある色柄使いのシャツ&スラックス、つま先が鏡の様に輝いた靴を身に着けたクールなビジネスマン、
どちらが「あなたとの出会い」に手間暇を掛けて本気で臨んでくれているかは言うまでもありません。
無論、スラックスだけの話ではありませんが、アイテムが少なくなりオシャレが難しい夏だからこそ、抜かりなく行きたいものです。
私も鋭意励行致します。
(だから義務教育に「ファッション≒思いやり」を追加して欲しいんですよねぇ…)
ではまた。