スタッフ購入生地紹介
いつも博多店ブログをご覧いただきありがとうございます。
博多店の松尾です。
2月も中旬になり、今日から少しづつ気温も温かくなって来るみたいで、いよいよ冬も明けそうですね。
博多店では着々と春夏シーズンの生地が入荷しております。
今日はそんな数ある生地の中から私がオーダーした生地を紹介致します。
まず、私が生地を選ぶ上で一番重視している点は「丈夫な生地」である事です。
ただ、丈夫な生地にも色々な種類がありますが、その中でも特に着込んでいく程かっこよく自分に馴染む生地が好きです。
私服でもそうですが、いわゆる経年変化といった文言に弱く、その結果タフネスな生地に行きつきます。
経年変化が楽しめて、かつ季節感の出る生地……考え抜いた結果私が選択した生地がこちらです。
スペンスブライソン Line100% made in England ¥99,000(税込み)
夏の定番リネン生地です。
各ブランドから様々なリネンの生地が出ていますが、その中でも最も定番で歴史のある生地です。
所説色々ある様ですが、1800年代戦時中のアメリカでコットン不足の際に代わりに使用していたのが、このスペンスブライソンのクラシカルリネンだそうです。
今では品質の良さから英国王室で重用され、世界のファッション界でもリネンといえばスペンスブライソンと代名詞を付けて語られるみたいです。
そんなロマン溢れた生地ですが、調べて行くとどうやら日本の夏場着るには少し暑いみたいです….笑
生地のウェイトも370gと、いくらリネンとはいえどかなり重たくハリコシ抜群です。
ただ、そのハリコシが有り重たい生地だからこそ着用シワによる経年変化がかっこよく表れてくれます。
でもいいんです、とにかくカッコよくて長く着用出来て愛着の湧く生地であれば。と自分に言い聞かせてこちらの生地をピックアップしました……笑
カラーはリネンでは中々見ないブラックを選択しました。秋冬もブラックを選びましたが、黒生地は着用シーンも意外と限られるので中々選びにくい生地ですが、そんな生地を如何にモダンな雰囲気で着こなせるか。を考えるのが楽しくて黒生地にハマっています。
そして、たまたま店内のフォーマル用サンプルで同じ生地がありました。
基本的にはトルソーに着せ付けるのみなのでカッコイイ着用シワは出ていませんが、やはり個人的には武骨で、かつ品のある独特な生地だと思います。
仕上がり後もアップしていきますので、是非生地選びの参考にして頂ければ幸いです。
azabu tailor / 麻布テーラー 博多店
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