サイズ感について
いつも博多店ブログをご覧いただきありがとうございます。
博多店の松尾です。
4月も終わりに近づき、肌寒い日もほとんど無くなりましたね。
20度を超える日もちらほらあり、かなり過ごしやすくなりました。
博多店では、人気な夏生地の在庫も品切れが出てきておりますので、夏生地でお仕立てをお考えの方は是非お待ちしております。
今日は私が仕立てる際にこだわっている点を紹介させて頂きます。
今スーツ業界では、「クラシック」がトレンドになっており、生地・サイズ・デザインが以前のスタイルから少しづつ変わりつつあると思います。
生地はアースカラーでのオーダーが増え、サイズはストレート気味になり、デザインはタック入りでオーダー頂いたりと、まだまだこの業界で勤めて日の浅い私でも感じ取れる変化があります。
SNSでスナップを見ていてもクラシカルな着こなしをされている写真をよく見かけますね。
私は元々洋服が好きで、主にビンテージと呼ばれるジャンルの服が好きだった事もあり、入社当時から髪型含めスーツのサイズ感やデザインもクラシックなイメージで仕立てて来ました。
少し変わった雰囲気の生地を選んでみたり、デザインでは衿巾を太くして、ボックスシルエットに見える様にポケットは基本水平にしたりと。(生地の雰囲気や仕立てたいテイストによって変える。)
ただ、その中で一番大事にしている点がサイズ感です。
パンツはタックを入れて、シルエットは真っすぐ落とし、渡り幅はお尻下のシルエットが隠れる位にし、ゆったりとしたサイズ感にしています。
ジャケットは生地感やテイスト、デザインによって変えています。
例えば、スーツ上下でシングルの場合は、フロント釦を開けて、シルエットはボックスに見せたい。なんて場合は着丈長めで、胴回りのゆとりを大きく取る。
ダブルジャケットでフロント釦を締めて、Aラインに見せたい。なんて場合は着丈を少し短くして、裾口巾を少し絞る。等、、、
また、デザインや選択する生地感によっては、普段使いも比較的しやすくなると思います。
正直完全に自己満足の世界だとは思いますが、自分の着たいスタイルを反映させられる事こそが、オーダーのメリットだと思っています。
如何でしたでしょうか?
こういったスタイルがお好みの方がいらっしゃいましたら、是非ご相談下さいませ。
azabu tailor / 麻布テーラー
博多店
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