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のまブログ 予算10万で三つ揃い

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広島店のまが自身の着用分として

今シーズン注文したのはこちら。

予算は税込み10万円。当然ベステッド。

スリーピーススーツです。

良いモノ好きの私も納得の

“価値”ある国産生地です。

ジャケットのモデルは3つある中から

コンチネンタルを初セレクト。

モデルごとにゴージ位置やウエスト位置が

異なるので好みのモデルを選びます。

部分的な微調整もできます。

私のアレンジはこんな感じ。

ラペル幅

規格90㎜+5㎜の95㎜でグラマラスに。

胸ポケットの上下幅

規格28㎜-3㎜の25㎜で控えめに。

腰ポケットの蓋幅

規格55㎜-5㎜の50㎜で細い組下に合わせて。

前ボタン位置

規格から10㎜上げて

自身のウエストポイントと揃えました。

コンチネンタルモデルのピークは

ベリートラペル気味です。

走り高跳びの跳び方にあるベリーロール

まさにそのベリーです。

少し撓んで翻るニュアンスが

コンチネンタルのピークならでは。

袖付けがきれいに仕上がっています。

何も体型補正を入れていませんからね。

不要な体型補正ならば入れない方が

確実にきれいに仕上がります。

縫うのが難しい右袖付けも

非常に上手い仕上がりです。

よしよし。いいぞ。

どのスーツ工場も難儀する個所ですので

ミシンの性能と職人さんの技術に感謝です。

生地の特性もあり上襟のアイロンプレスが

しっかりと効いています。

アイロンの熱と蒸気と圧力で

平面のウール生地を立体的に変形させ

首回りに吸い付くようにカタチ作ります。

適切な素材選びはご注文品の総合的な

完成度の最大化につながります。

冒頭で述べた生地の“価値”にはこのように

クセ付けし易いことも含みます。

 

次は内側。

袖先や裾先の裏地には見えないように

ゆとりが設けてあります。

身体の動きに追従する遊びを持たせながらも

すっきりと仕上げています。

着心地はスーツにおける性能そのもの。

その性能を左右する大きな要素が

裏生地の素材や仕立てです。

袖裏膝当ての標準仕様はキュプラ裏地です。

キュプラ裏地はより滑りの良い裏地です。

胴裏の標準仕様はポリエステル裏地です。

¥2,500+税のオプション料金は

初めから付けるものだと思って

胴裏もキュプラ裏地はいかがでしょう。

私は迷わず付けますよ。

ウエストコートにもキュプラ裏地を付けます。

ボタンの標準仕様は樹脂ボタンです。

私はインド水牛の角ボタンをつけてみました。

縁に光沢があります。

¥3,500+税のオプション料金です。

袖口は本開きにしています。

リアルボタンホールです。

¥3,000+税のオプション料金です。

腰ポケットの玉縁生地はバイアス取りです。

以前は正取りでしたが今シーズンから

マイナーチェンジで柄が斜めに表れます。

仕上がり安定性の向上と効率化ゆえの採用です。

個人的にはうーん。

腰ポケット蓋と身頃の柄合わせはばっちり。

細やかな気遣いですね。

 

トラウザーズを穿いてみました。

麻布テーラーのパターンで

自分用に仕立てるのは8年振りです。

15年くらいずっとベルトレスです。

フォワード2プリーツ仕様にしてみました。

 

プリーツを指してタックと呼ぶのは誤りです。

プリーツは畳み襞、タックは摘み襞で別物です。

 

クラシック回帰という言葉を耳にする度

「やっと時代がのまに追いついたな」

と冗談を言いたくなります。

(周回遅れという見方もできますが)

サイズゲージ試着なしで体形補正も入れず

注文してみました。

個人的好みは置いておいて細身とされる場合

今の傾向の一形態ってこんな感じかなと。

普段はゆとりを大きくしてストンと

落としたシルエットにしています。

納品時のハンガーしわを消すついでに

簡単にふくらはぎのクセとりをします。

平置きした奥側がつま先方向。

上にある右脚のみクセとりした状態。

人間の脚のカーブに合わせてアイロンを

掛けて前に振っています。

膝幅が細いと前裾がブレイクして後裾が

靴から離れますのでその対策です。

次はウエストコートを着てみました。

セオリー通りのサイズ感です。

シャツ袖口がダブルカフスの時は

懐中時計をしますので懐中時計の

チェーン用ホールを開けています。

プレーンな白シャツも作っていました。

麻布テーラーパターンのシャツも実に8年振り。

新人スタッフ君の採寸トレーニングを

担当した者の責任として

彼の計測でのまのシャツを仕立てていて

その出来上がり品です。

おお!やるじゃん!

(教えた人がいいんだねとは言っていません)

襟はロングポイントのレギュラー。

ウエストコートの襟からシャツの襟が

はみ出すのはどうもいただけません。

ソフト芯にしてカラーステイを抜いて

カラースライダーやカラークリップをします。

 

ということで全部着てみました。

 

 

¥60,000 スーツ

¥20,000 ウエストコート

¥9,000 オプション3つ分

¥8,900 消費税10%

¥97,900 合計

 

予算10万円で麻布テーラーのスリーピーススーツ

いかがでしょう。

店内入り口付近:カスタマイズドコーナー

野間剛

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