いつもの着こなしを格上げする3つのポイント【広島でオーダースーツ】

いつも麻布テーラー広島店のブログをご覧いただきありがとうございます。
麻布テーラーではスーツのオーダーがメインですが、ご注文の着数でみると実はスーツ以上にオーダーいただくアイテムがあります。
実はその隠れた人気アイテムはオーダーシャツです。スーツ以上に消耗品という側面もあり、またこれから春夏のクールビズに向けてはシャツの重要性は大きくなってきます。

オーダーシャツで生地を選ぶときに、
「前回作ったスーツにあわせたいんだけど」というご要望をよく承ります。
最も多いのは、スーツの色柄とシャツ生地の色柄のチョイスに関してですが、今回はさらに一歩踏み込んだポイントについてご紹介いたします。
スーツの色柄とシャツの色柄の相性を気にするのは、皆様ご承知のとおりです。
さらに次の3ポイントを意識されると全体の調和がとれ、着こなしに“まとまり”が生まれます。
*テイスト ファッションの好み、方向性を統一する。
*シーン 着る場所や用途にふさわしいアイテムを組み合わせる。
*シーズン 春夏秋冬に応じて、コーディネートするアイテムの素材感を揃える。

*テイスト
スーツスタイルに関してざっくり言うとモダンかクラッシックか、という方向性を統一すること。
クラッシックなチョークストライプ柄スーツならネクタイはペーズリーやビンテージ調の小紋柄をあわせるとコーディネート全体のまとまりがでます。
さらに細かく言うと、イタリアのクラシコスタイルか、ブリティッシュスタイルか、などご自身のお好みにあうものを決めておくことです。あとはアイテムを買い足す時に選んだテイストの範囲でセレクトしていけばミスマッチを防げます。
*シーン
礼服やタキシードなど、シーンに応じて着こなしがルール化されているものは、何を着るべきか分かりやすいところです。ルールがフォーマルほど明確でない普段のビジネススタイルでは、選択肢が広いぶん、ミスマッチの可能性も高まるということ。
ビジネススタイルでもノータイでジャケットなのか、タイドアップするスーツスタイルなのかで似合うシャツの襟型も変わってきます。
麻布テーラーではスタッフ全員にフォーマルスペシャリスト検定1級または2級の取得を義務づけています。ルールを熟知しているからこそ、シャツの生地選びはもちろん、衿型などデザイン選択においても頼もしい味方となるでしょう。
スーツ、シャツのみならず、ジャケットとパンツのコーディネートや、○○な場面で選ぶべきスーツ、などスタッフになんなりとご相談ください。
*シーズン
例えば、暑がりだから年中春夏物スーツを着用される方は、ご本人にとって合理的な理由があろうと見る人に”季節外れ”という違和感を抱かせることになります。
春夏秋冬に応じて暦を少し先取りする感覚で着るものを選ぶと失敗しません。3月には気温が低くてもウールコートから薄手のスプリングコートに変えると◎。難しいのは昨今の温暖化で11月も暑い日があったりすること。暦と実際の気温が異なる場面ではせめて見た目だけでも暦重視を心掛けましょう。暑くてサキソニーが無理なら薄手の合物を着るにしてもせめて秋色を意識した暖色使いのコーディネートにすると、季節感が伝わります。
ここまで基本的な原則について触れましたが、ファッションの世界には”はずし”を楽しむとか、あえてミスマッチを狙うという着こなしもあります。スーツにスニーカーをあわせるなどがその代表例ですが、そんな場面でも原色ハイテク系スニーカーよりキレイ目なクラッシックなモデルのほうが似合うなど暗黙のルールは存在します。
もうそんなあれこれ、朝の出勤前に考えてられない、という方はスーツをオーダーする時にシャツ、タイまでスタッフにおすすめを尋ねてください。その時あなた自身の装いたいイメージや、お好みをお知らせ下されば「季節に応じた貴方らしいスーツの着こなし」案をご提案させて頂きます。
【今回の結論】
いつもの着こなしを格上げするポイントは、テイスト、シーン、シーズンそれぞれの調和をはかることですが、あれこれ考えるのが面倒くさければ、麻布テーラーのスタッフにイメージだけ伝えてあとは丸投げでも大丈夫です!

azabu tailor / 麻布テーラー 広島店
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