ミラノダイアリー。#ダイジェスト。

ロンドンライフにも慣れてきましたが、今回もミラノダイアリーです(汗)。ミラノメンズコレクションのランウェイを見ることが本業ではありませんので、本業の方をダイジェストでお伝えします。

まずは、麻布テーラーの顔のひとつでもあるネクタイです。クォリティの高い商品を価値ある価格でご提供するために、ネクタイひとつであっても産地まで足を運んで自らで企画をします。一般的にはオリジナルレーベルのプロダクトは、産地には日本のネクタイメーカーだけ入り、メーカーサイドが企画した生地の中からバイヤーが日本で選ぶケースが多いかと思います。我々は、ネクタイメーカーがする一部を自分達で行うことで、麻布テーラーらしい旬な色柄をタイムリーに生産することを目指しています。

ピッティウオモを見ると、前シーズンと比べてコーディネーションのカラーコントラストが出てきていました。数シーズン続いたのが、同系色でのワントーンがキーワードですから若干の変化ですが気になります。よってVゾーンも2色に抑えたコントラストをテーマに企画しました。ホワイトをアクセントカラーにした配色や。。。

ベージュとネイビーのコントラストなど。。。

夏でもネクタイを締めたくなるようなコレクションにしようと思います。

もちろん、産地に入るだけではなく、ショールームや展示会にも行きます。

やはり、ピッティ同様にネイビーとベージュが流行りそうなのは確実です。

これから秋冬シーズンを迎えるのに、私自身は早くも春夏シーズンで頭がいっぱいです。

最後に、私事なのでこのようなオフィシャルブログで書く内容ではないのは重々承知していますが、記憶に残したいことでしたのでお許しください。

ミラノからロンドンに移動する早朝に、祖母の訃報が届きました。大学入学と同時に上京するまで、18年間同居もしていて小さい頃から面倒をみてもらった祖母です。本日がお葬式ですが、私は出席することが出来ませんでした。足が不自由になる直前までハイヒールを履いていたお洒落が好きなハイカラな祖母、私がこのような職業に就いたのも少しながら影響を受けたかも知れません。帰国後すぐにお線香をあげに帰省しようと思います。大往生だったので今頃、天国からロンドンで頑張っている私を見てくれていることでしょう。会社から社長名義で献花と弔電をいただいと家族から聞いております。ありがとうございました。

次回からは、いつもどおりに元気なブログにしようと思います。申し訳ありませんでした。

合わせて読みたい記事

pitti uomo 91 #2

ロンドン仕事編

ピッティウオモにて。