麻布流リフォーム。

今回のイタリア出張で1月に修理を依頼していた私物の愛用品をいくつかピックアップしました。その中のひとつが、ファーバーカステルの万年筆です。ペン先が折れて日本で修理見積もりを出したところ、ちょっとした国産の万年筆が買えるほどの金額。。。そこで、ドイツの商品だったら同じヨーロッパのイタリアなら安いかも?と依頼したらなんと€40!日本の3分の1の金額で修理できました。

とにかく、なんでもセットで持ちたい性分なので、ひとつでも欠けるとテンションが落ちて登場出番が減ってしまいます。ようやく、万年筆、ボールペン、シャープペンシルの3本が揃い最近は常に持ち歩いています(笑)。

ちなみに、ファーバーカステルは、現存する世界最古の製造業として、世界で初めて鉛筆を製造販売したメーカーなのですが、こんなヒストリーにも弱い私。。。しかも、このコレクション名は「伯爵コレクション」。伯爵とほど遠い生活を送っているのに、こんなネーミングにも弱い私。。。いつの日か、このペンに相応しい男になれるように精進いたします(笑)。

あと、最近気に入って付けているのがシグネットリングです。かつて私が担当していたサヴィル・ロウの有名テーラーのオーナーが小指にシグネットリングをしていて、「これは成功の幸せが逃げないようにするお守りさ!」とカッコよく言っていたのを記憶しています。数か月前のメンズクラブでもこんな記事が掲載されていましたよね。

約10年前にロンドンのポートベローマーケットで購入したアンティークのシルバーシグネットリングを引っ張り出し、友人に頼んでイニシャルを刻印してもらいました。これまた、成功者とは程遠い生活を送っているのに、こんなヒストリーに弱い私。。。いつの日か、このシグネットリングに相応しい男になれるように精進いたします(笑)。

こんなミーハーな私ですが、気に入った品は修理やリフォームをしながら、10年以上は使い続けます。

そして、麻布テーラーでも、麻布テーラーならではの裏メニューリフォームが大変喜ばれています。それは、麻布テーラーでお仕立ていただいたシャツは、襟や袖口が痛んだり、汚れたりした時にクレリック仕様にリファインする襟袖交換修理です。

シャツはインナーウェアなので、どうしても襟と袖口の傷みは避けられません。しかし、サイズは気にいっているのに。色柄が気にいっているのに。身ごろはまだ新しいのに。愛着のあるシャツは、襟袖の傷みだけで処分するのがもったいない。。。そんな方々に大好評なサービスなのです。

金額は襟(カラー)が¥3,000+税、袖口(カフ)が¥3,000。身ごろと同じ生地での修理は出来ませんが、白ブロードのクレリックであれば、襟型やカフ型(一部オプション加算)はオーダー同様にお選びいただけます。セミワイドから気分を変えてタブカラーなんてことも可能なのです!

現在、好評開催中のオーダーシャツフェアは残すところ数日。こんなことも頭に入れて10年着用できるシャツを選んでみるのはいかがでしょうか??

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