ミラノウニカ2018♯1

ミラノウニカ2018♯1

12日ぶりにミラノに来ました。近所ではないのだからといった感じです(辛)。最近、子供達に会うたびに「パパ久しぶり!」が日常の挨拶に代わり、妻からは「もうイタリアに住んでしまえばいいのに!」と言われ、肩身が狭くなっているのを日々実感しています。。。マイルと仕事ばかりが溜まり、お金だけが出ていく。。。気持ちを切り替えて、イタリア人並みにポジティブに生きていく必要がありそうです(汗)。

 

さて、こんな時でも私にとって唯一ポジティブな気分に上げてくれるのは、朝の身支度。本日のミラノウニカ初日のスタイルはこれにしました。テーマは「ネイビーvsグレー」、男性の基本色のみで挑みました。

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いや、まてよ。私のブログを見てくださる皆さんなら分かってしまいましたか!?先日の私がピッティ会場で唯一スナップしたある紳士。そうです、早速パクりました(笑)。かなり、上月テイストのアクの強さが出ていますが、このスタイルを完全コピーするためにタンスの奥からヴィトンのクラッチバックまで引っ張り出し、ミラノまで持ってきました。

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おかげさまで、12日ぶりのミラノでも新鮮な気持ちで、初日から良い仕事をすることが出きました。少し、いやかなり早いですが、2018年春夏シーズンのファブリック傾向の超速報をお送りします。先シーズンを見越しての直近の春夏シーズンご注文の参考にしていただければ幸いです。これを見れば、2年先も新鮮な気持ちのスーツを作れるかも?

「手触り感のあるインクブルー」

まず、皆さんが最初に検討するカラーについてです。秋冬からのグレートーンが一遍して、ネイビー祭りです。ネイビーのトーンの新しさは、インクブルーと呼ばれるデニムカラーが急増している点。イタリアではサブレ(砂)という言葉で表現するのですが、光沢感を抑えたかすれ感のかかっているもの。そして、やや粗々さを感じるような手触り感のある表面感が特徴です。

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春夏ですから、軽やかにスタイルができるネイビーに偏るのは当然の流れです。柄に関しては、秋冬に引き続き英国調が継続しています。

 

ちなみに、我々が生地を見ている横の机で、ポールスミス本人が見ていたり、後ろでタリアトーレのデザイナーが同じく見ていたり、ラルディーニのディレクターが同じく見ていたり。。。ここは、様々なブランドのシーズンコレクションの出発点になります。ちらっと除くと、各ブランドの個性が出たセレクションをしているのも面白いです。私も麻布流を突き通したセレクション、このように一流ブランド同様のスケジュールで生地からセレクションをしている点も、麻布テーラーが一般的なテーラーとは違う点だと自負しております。

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本日はここまでにします。時差ぼけで朝4時に起きて書いていますが、そろそろ準備の時間。2日目も頑張ってきます。2日目の新な発見があり、時差ぼけで寝むれないようであれば、またミラノからブログでご紹介したいと思います(笑)。

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