プレスリリースと商品企画。

プレスリリースと商品企画。

今週は、間近に迫ったプレス展示会に向けた、プレスリリースの撮影でした。プレスリリースの製作の仕方は、各社ブランドによって様々のようですが、我々は一冊のシーズンカタログを作る意気込みで準備をします。このプレスリリースが基になり、新聞や雑誌、ウェブサイトなどの広告に使用されたり、販売スタッフの教育に使用されたり、お客様へ発送するシーズンカタログの方向性に使用されるなど、重要な意味を含んだ一冊となります。

重要ということは、当然ですが、ディレクターの私自身も撮影にフルに立会い、新商品の想いを紙面上で伝えるために、カマラマンや製作担当に細かな指示をします。それだけではありません。中身の商品説明の見出しや文面まで全て自身で書き上げます。一般的なアパレル会社では、商品手配は商品部がして、プレスリリース製作はPR部が窓口になり外部委託するなど、完全分業されると聞きます。我々は撮影と印刷以外は全て自社で完結させます。ましてや、商品部の私がプレスリリース文まで書くのは珍しいようです。

 

しかし、これも先輩から受け継いだ伝統。社長からは、プレスリリースの重要性を知らされ、プレスリリースは商品企画をした人間が書かなければ、プレスの方々はもとよりお客様にも伝わらないと教育されていたので、違和感はありません。しかし、プレスリリースが最近は50ページにもなる、ちょっとした本なので、負担がハンパじゃありません(苦笑)。本業の方からは、上月さんファッションだけではなく文章も書くのが上手だからうちの編集部でも活躍できるよ、なんて最近は良く冷やかされます。プロに評価してもらえるのは嬉しいですが、年に2回でも死にそうなのに、このような作業を毎月している雑誌社の方々の神経が良くわかりません(笑)。

 

さて、私はやはり洋服屋。まだまだ、今シーズンの新企画で皆様にお伝えしていない商品はたくさんあります。

Arthur Harrison×LAVENHAM×azabu tailor
~パーソナルオーダースーツとラベンハムの新セットアップ~

麻布テーラーがセレクトしたのが、アーサーハリソン「BL255」。サヴィル・ロウのテーラーで最も人気の高いクオリティで、仕立て栄えの良さと耐久性の高いスーパーファインメリノウールの綾織です。さらに、同じイギリスのLAVENHAM(ラベンハム)社に同素材でのキルティングコートも製作依頼。ドレッシーなロング丈とカジュアルな着脱式フードのバランスが取れた、スーツスタイルにマッチするGREENSTEAD(グリーンステッド)にアーサーハリソン生地を乗せ換えました。同素材、同柄のスーツとコートをコーディネートするモダンな麻布流の新セットアップスタイルをご提案します。

ミラノウニカのブースで仕込んだアーサーハリソン。同じ英国同士のコラボは、相性が悪い訳がありません。あと、イタリアと違い、ミニマムロットも少なく、価格は抑えめでできるのも魅力。ご興味のある方は、是非、店頭にてお確かめください。

 

私は本日がプレスリリース撮影最終日。文章はまだ半分しか書きあがっていません(汗)。ブログ書く時間があるのなら、早く文書を仕上げてください!と怒られそうです(笑)。

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