今、絶対推しの生地教えます!#MEN‘S EX10月号編。

今、絶対推しの生地教えます!#MEN‘S EX10月号編。

本日は、現在発売中のMEN‘S EX10月号で私がリコメンドしたスーツ生地のお話しです。毎シーズン好評をいただいている!?麻布テーラーのディレクターとして今シーズンに皆様におすすめしたい生地を数回にわたってご紹介する「今、絶対推しの生地教えます!」の第3回目はMEN‘S EX10月号編です。

 

MEN‘S EXさんからお声がけいただき、原宿竹下通り近くの某撮影スタジオに集結。ペコラ銀座の佐藤さん、三越伊勢丹バイヤーの鏡さん、そして麻布テーラー上月の3人でナント約2時間以上も生地にまみれながらホントに談義しました。先ずはみんなで笑い話からスタート、濃いオッサンが竹下通りを通っても誰もキャッチされないという3人でした(笑)。

鏡さんとは何度も同様の対談やミラノウニカなどでお会いしているのですが、佐藤さんとは初めての対談で大先輩を前に緊張していました。とても気さくなジェントルマンで、リラックスして撮影することが出来ました。

 

こう紙面を見ると、ある意味、競合のどうしの3ショットが不思議な迫力がありますね。服地に対する造詣は当たり前ですが、3社のアプローチが全く違い、とても勉強になりました。各お題でのおすすめ生地が全くかぶらなかったのも快挙です(驚)。

詳しくは紙面にてお楽しみくださいませ。機会を見て細かくおさらいしたいと思っています。

 

今回は、同じくMEN‘S EX10月号で私がリコメンドしている「HARRISONS OF EDINBURGH(ハリソンズ オブ エジンバラ)」の方です。八方美人のような登場の仕方で申し訳ありません(汗)。しかし、これも私の渾身の別注生地なのです。

HARRISONS OF EDINBURGH×azabu tailor

「FINE CLASSICS」100% WOOL 370g

ビスポークスーツの伝統と文化を支え続ける名門マーチャントのハリソンズ オブ エジンバラ。スーツの聖地サヴィル ロウで長年愛され続けてきた伝統クオリティのファインクラシックスが近シーズン久しぶりにリニューアルしました。そのコレクションをいち早く社長のジェームスさんからプレゼンテーションを受け、時代性を取り入れた新コレクションに感銘を受けました。感銘を受けたのなら、わざわざ別注なんてしなければいいのになぜ?!実は、麻布テーラーとして打ち出したいグレンチェック柄がありました。それが写真に掲載しているベース色と同系色で構成された無地ライクなグレンチェックです。グレイとネイビーの2色展開。ビジネスシーンでは、このような都会的な無地ライクなチェック柄が使いやすい、でも何か今っぽさが不足している。。。そこで、ブラウンを別注したのです。しかも、一見するとグレイにも見えるグレイシュなブラウンがテーマでした。

ジェームスさんいわく、英国の伝統ルールではカントリーサイドのチェック柄とブラウン色の掛け合わせは、シティで提案するのは敬遠されるとのこと。しかし、革新的スタイルを目指すのが麻布テイストです。無地ライクに見えるチェックをグレイに見えるブラウンにしたら、英国人でも納得するのでは!?と私のわがままを通したわけです(笑)。しっかりと織り上げられた肉厚なボディにより、イングリッシュ・ドレープを作りだす抜群のハリとコシは、一生もののスーツに相応しい耐久性も兼ね備えています。

 

生地の鉄人の座談会ページでは、このネタは隠していました。。。なので、ここでは優先的に紹介しました。ジェームスさん、すみません(苦笑)。

 

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