スーツの「総裏地仕様」と「背抜き仕様」の違いとは?
ジャケットの裏仕様には裏地を全て付けた“総裏”と背中の部分が無い“背抜き”の2種類があります。
よく、カウンセリング中にお客様から「春夏スーツなので“背抜き”で」というお言葉を頂くのですが、
その際には、“総裏”をお勧めさせていただいております。
春夏と秋冬の違いを春夏=背抜き、秋冬=総裏と考えている方も非常に多いとは思いますが、
実際には春夏と秋冬の一番の違いは表地の違いです。
一般的に春夏の生地は薄く、秋冬の生地は厚くなります。
なぜそこまで“総裏”をお勧めするのには、いくつかの理由があります。
1. 汗をかくシーズンなので、裏地に汗を吸わせる為(特に背中は発汗量が多い)
→“背抜き”の場合、生地が直接汗を吸い取ることにより、痛みが発生してしまいます。
2. 春夏の生地は薄いのでシャツが透けないようにする為
→春夏の生地は生地が薄いため、“背抜き”の場合、シャツが透けてしまう恐れがあります。
3. 型崩れ防止の為
→“総裏”には型崩れを抑える効果もあります。
以上の理由から、暑いというデメリットよりもメリットの方が多いと思います!
暑ければ脱げば解消されるので、裏仕様は“総裏”にし、お気に入りのスーツは長く大事ご着用ください!!
それでも暑いのがいやな方には・・・・。
メッシュ素材のキュプラをお勧め致します!
裏地を入れ生地を守りつつ、通気性も確保します!
夏の“総裏”に抵抗があるお客様は一度お試し下さい!!
また、気軽に店頭にお越しいただき、実物をご覧くださいませ。
スタッフ一同、お待ちしております!!
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