夏とスーツの関係性
本日もご覧いただきありがとうございます。
各地では夜に花火の打ちあがる時期になってまいりました。
花火大会で自然と目にし、夏の風物詩でもある草履、実はスーツに縁がございます。
日本でスーツ・洋服が受け入れられ始めたのは、明治維新後というのはなんとなく想像がつくと思います。
しかし、最初から簡単に日本でも洋服が作られたわけではございません。
明治維新以前に広く使われた和服は洋服に比べ平面的であったために、日本には洋服のような立体的に縫い上げるような技術が浸透していなかったそうです。
そこで”曲線”を縫うことができる、立体的に縫うことのできる草履の鼻緒の職人に白羽の矢がたちました。
洋装と和装の違いをそんな視点で感じていただくのも、ひとつ夏の楽しみにしていただければ幸いです。
ぜひ花火大会ではスーツを思い出してください。
本日はそんな”曲線”の紹介です。
『バルカポケット』
イタリアのナポリ仕立ての代表的なディティールであり、少しカーブを描いているのが特徴です。
視覚的にはは胸のラインを強調し、体のラインをスーツの上からでもわかりやすくすることで、シルエットを美しく見せる効果があります。
綺麗な”曲線”を縫うことが難しいことから、職人の腕自慢・技術の誇張とも言われており、
日本でも高級仕立ての証だといったような認識をもたれることが多いようです。
麻布テーラーでは、無料でこちらのポケットもお選びいただけます。
他にも外から見るデザインに関しては無料でお選びいただけるものも多くございますので、ぜひ「こんなのできますか?」とお尋ねください。
『フロントカット』
『日頃の摂生が問われるくびれ』
『着心地にかかわる肩回り』
普段と視点を変えて、たまには”曲線”からスーツを眺めてみるのはいかがでしょうか。
クラシックスタイルが見直されている今日だからこそ、一緒に優雅なシルエットをつくり上げていきましょう。
タイトル画像のように秋冬の生地も徐々に入荷が始まっておりますので、花火と草履の”曲線”を見た後には、秋冬シーズンのスーツを見にいらしてください。
スタッフ一同皆様にお会いできるのを楽しみにおまちしております。
【麻布テーラー 吉祥寺店】
Address:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-2-7 プラザ・オギノ2F
Telephone:0422-20-8520
Opening Hours:11:30~20:00(土日祝11:00~20:00)
Last Order:19:30
Regular Holiday:木曜日
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