「締める」から「吊るす」へのご案内

「締める」から「吊るす」へのご案内

本日もご覧いただきありがとうございます。

今回はなかなか馴染みは薄いかもしれませんが「締める」ベルトに対して、「吊るす」サスペンダーのご紹介をさせて頂きます。

使い方は簡単です。
スラックスにつけられたサスペンダーボタン(麻布テーラーでは、ご注文をいただければつけることが可能です)にかけるなり、
クリップで生地を直接挟んでスラックスに装着します。
あとは長さを調節して、肩にかけて吊るすだけです。(適切な長さはお好みですが、肩の動きに合わせて上下するくらい余裕をもっておくと楽に着用していただけます)

・実用的な面
スラックスの位置が安定し続け、きれいなシルエットになることが一番の利点です。
またベルトを使用してウエストを締める場合には、サイズはジャストサイズが基本ですが、サスペンダーの場合はウエストに少し余裕を持っておいても問題はございません。
ですので、食前・食後のお腹まわりのサイズの変化や体型の変わりやすい方にも、おすすめです。

・ファッションの視点
締めるベルトと吊るすサスペンダー。先に使われていたのはサスペンダーのようです。
サスペンダーが使い始められた当時のパンツは、現在でいうウエストの位置が胸の下あたりだったようなので、ベルトという発想があっても
理にかなわなかったのかもしれません。
ベルトに大きく切り替わっていったきっかけは、ジャケットを脱いだ時の姿が、ベルトの方がファッショナブルであったからといった理由です。
つまりサスペンダーはおしゃれではないとの理由から、なくなっていった面もあるわけですが、
入荷しておりますサスペンダーはデザイン性のあるものばかりですので、おしゃれの一部として楽しんでいただければ幸いです。

ALBERT THURSTON
¥12000+税

秋冬シーズンの生地もほとんど揃ってきておりますので、ぜひ生地と共にサスペンダーも選択肢のひとつにお勧めさせて頂きます。
スタッフ一同お会いできるのを楽しみにお待ちしております。

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