初めてスーツのオーダーをするならどっち?
いつも麻布テーラー京都店のブログをご覧頂き誠に有難うございます。
6月に入り、梅雨入り、本格的に汗ばむ陽気になって参りました。新たな環境でお勤めの方も、お勤め先の装いのルールや、暗黙の決まり的な物も、ある程度認識出来てきた頃合いだと思います。新しくスーツやジャケット、シャツ等のご準備をお考えでしたら、麻布テーラーでオーダーしてみませんか?オーダースーツのスタートプライスの¥44,000の素材でもバリエーション豊富に取り揃えております。
今回のブログでは、これからオーダースーツをお考えの方に、素材の特徴と違いをご案内させて頂きます。
スーツ素材には、春夏物、オールシーズン物、秋冬物とございます。6月現在ですと、春夏物とオールシーズン物の取り扱いがメインになります。ご注文頂く際も、どちらの素材でお考えですか?とよくお客様にお伺いさせて頂くポイントです。
同じネイビー無地で比較してみます。
①ドライタッチで通気性が良く、ハリ感のある春夏素材。
平織りと呼ばれる、経糸1本と緯糸1本を交互に交差させて作られた、最も単純な織り組織で構成されております。暑がりの方や、クールビズでもジャケットが必要な方、しっかりと季節に合わせて洋服を分けてお召しになられる方にオススメです。
縦横に垂直に線が見え、通気性、ハリ感に優れ、綾織りより、丈夫な素材。艶が出づらくマットな素材が多く見られます。
裏から撮った写真でも、光が抜け、通気性が良いのが見て取れるかと思います。寒い時期には不向きで、マットな質感の為、高級感を感じにくいとのお声も頂きます。ハリコシが有る反面、綾織りと比較すると、堅くシワになりやすいのがデメリットになるかと思います。
②シーズン長くお召し頂け、艶、柔らかさの有る、オールシーズン素材。
綾織りと呼ばれる、経糸と緯糸を2本ずつ抜かすなどして交差させて作られた組織です。
斜めに織の線が見えるのが特徴で、光沢感が出やすく、柔らかい為、シワの復元力にも優れております。光沢感のある素材感がお好きな方、夏場はスーツをお召しになられず、長いシーズンお召し頂きやすいスーツをお考えの方にオススメです。
同じく、裏から写真を撮った画像になります。抜け感が無く、目が詰まっているのが見て取れます。日本は、寒暖差は約30度程ある為、オールシーズン物は夏場は暑く、冬場は寒いといった点がデメリットになるかと思います。又、柔らかい反面、汗をかかれると、肌に張り付きやすいという点もデメリットに挙げられます。
如何でしたでしょうか。同じスーツ素材でも時期や生地のテイストにより織り方が異なり、織り方により良し悪しが有り、一長一短といった所だと思います。是非、店頭で実際の生地を見て触ってご体感ください。オーダーのご参考になりますと幸いです。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
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