スーツお仕立てが初めての方に向けて②
【みなとみらい アイキャッチ】
ブログをご覧頂きありがとうございます。
前回に引き続き今回もスーツのお仕立てに関する
ブログをお送り致します。
今回はスーツ生地についてご紹介します。
スーツの生地と一言で言っても
使用状況や好みに応じた様々なラインナップがございます。
スーツの生地と言えば自国産はもちろん、
イタリア、フランス、イギリス、スコットランド、…などなど
各国の個性溢れる数千種類の生地のご用意がございます。
生地を選ぶ際には
生地に何を求めるか?
これが大変重要なポイントとなります。
ここで事例をいくつか…。
例①)営業職でスーツを着て一日中歩き回る。
例②)内勤で一日中スーツを着て座っている。
例③)結婚式やお祝い事くらいしかスーツは着ない。
こうした事例は比較的よくお受けするパターンです。
職業別にみた場合、内勤で歩き回ることが少ない方と
営業職で日中よく動き回る場合、
これらの事例に対して同じ様な生地の提案は正解ではありません。
まず①ですがスーツを着て歩き回る
という状況を考えてみます。
スーツの生地に使われるウールと言うものは
大変摩耗に弱いものです。
良く歩き回られる方に対しては
スレやシワに強い生地を
おすすめします。
生地の生産国で言えばイギリスで作られた生地は
太い糸を用いガッチリと密に織られた頑強な生地が
一般的に多い印象です。
特にスラックスについては歩くだけでも
摩擦が多く起こります。
型崩れやシワが気になる方も多いと思います。
耐久性を求める方にはガッチリと
堅く織られた生地がおすすめです。
②内勤で一日中座っている。
一見スーツの痛みとは無縁そうな状況でありますが
「座っている」
この状況、実はスラックスにかかる負担は
軽微ではありません。
座っている状況では
尻~腿にかけて筋肉が集中する箇所は
生地が常に横方向に引っ張られた状況が続きます。
歩く時よりも座っている状態の方が
多くシワは付いてしまいます。
イタリア製の生地に代表される細い糸を用いた
光沢感溢れる柔らかい生地は着心地軽く、
色気のある印象も相まって人気も高いものですが
上記①、②の状況で使用する際に
シワや型崩れが気になるという方には
おすすめしません。
一度、生地質が堅めな生地のご検討もいかがでしょうか?
③結婚式やお祝い事くらいしかスーツは着用しない
この事例が一番自由度が高く、
提案や思案が楽しい事例でもあります。
スーツを着用したままでの作業や動きを
ほぼ考えなくていい状況下のお話であるので
比較的シワに強くない柔らかい生地の着用も
そこまで気を遣う必要がありません。
寧ろ、光沢感溢れる生地の着用は
場の雰囲気をより華やかな場へと
演出してくれるものです。
光沢感のある生地にしか出せない雰囲気を
大いに出して良い場所とも言えるかと思います。
上記3つの事例では、要は耐久性を重視するか
光沢感に代表される見た目を重視するか
これらの違いであります。
一概に両者の優劣は付けられませんが
使う状況から判断して優劣を付けることはできます。
生地を選ぶ際にはこうした要素も考慮した上で
ご提案をさせて頂きます!
次回はスーツのモデルについてご案内いたします!
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