スーツの基本の「き」【季節に応じた生地の織り方】
ブログをご覧頂きありがとうございます。
今回はスーツの基本の「き」と称しまして
意外にご存知の方が多くない洋服の生地の織り方について
ご説明いたします。
一般的に
生地に透け感のある通気性の良い”春夏シーズン用”、
生地に透け感の無い目が詰まった”秋冬シーズン用”
と語られることが多いです。
よく質問をお受けすることが多いのが
「”春夏用”を”秋口”に着て良いのですか？」
「”秋”に夏物を着ても良いのですか？」
と言った内容をお伺いします。
一般的に夏に代表される「暑い」季節と
冬に代表される「寒い」季節の2つに向けて生地は作られます。
その合間にある「春」と「秋」は暖かいこともあれば
涼しいこともある非常に心地よく、
ある意味曖昧な季節であります。
日本は特に夏季は湿度が非常に高く
生地に通気性がないと
夏季にスーツ類は着られたものではありません。
逆に気温がわかりやすく下がる冬季は
夏向きの通気性の良い生地だと
風が通り過ぎて非常に寒いです。
要はこの二つの季節は落差がありますので
両者を混在して着る生地というのは非現実的です。
「春」と「秋」この季節は”春夏物”秋冬物”をどちらも
気候次第で着られる季節であります。
両者の分類に固執することなくその日その日の状況で
どちらの生地を着るかお決め頂くのがスマートかと。
薄手に織られた冬物の生地であれば猛暑以外の気候なら
着られないこともありません。
気候に応じた生地の選択は寿命にも大きく関わって参ります。
水分の染み込んだウールはとても脆弱となりますので
傷みやすいスラックスを守る為に
裏地を増やすオプション(￥1,000+税)も有効です。
文字に起こすと、ややこしい言い方が多く申し訳ございません。
現物を用いわかりやすくご説明させて頂きますので
是非店頭にお越しくださいませ。
日々新しい生地が入荷して参りますので
またご紹介させて頂きます。
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消費者還元期間：2019年10月~2020年6月
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