スーツの歴史
麻布テーラー名古屋駅店の渡辺です。
台風一過涼しくなると思いきや、暑さがぶり返してきました。
昼と朝晩の寒暖差が大きい季節です。
かぜなどひかないようお気お付け下さい。
今日は、スーツの歴史を簡単に、(諸説があり、あくまで個人の見解です)
スーツの源流は15,16世紀のフロックコートと言われています。
それが18世紀から19世紀にかけ動き易くする為、前裾をカットしたモーニングコートや
テールコート(燕尾服)が登場、
モーニングコート
その後、裾を切り落としたラウンジスーツが貴族の室内着、スポーツ用として生まれ、
さらに19世紀末から20世紀にかけアメリカで、ビジネスウエアとして着用し始め
世界中に広まったとされています。
その頃のスーツは、ベスト付きのスリーピースでした。
昨今の、ファッションの流れクラシック回帰によるスリーピースの流行も、
うなずけるところです。
スリーピース
では、日本ではどうかと言うと、
1543年ポルトガル船が種子島に漂着(鉄砲伝来・・諸説ありますが)した際、
乗組員を助けたお礼としてもらった西洋服を薩摩の郷士、伊集院 兼房が着たのが
最初だと言われています。 なんとなくジョン万次郎かと思っていたが、
もっと古く戦国時代とは‼
さらに時代は進み、明治5年11月12日より礼服として洋服が採用され
(毎年、11月12日は洋服記念日・・知らなかった)
その後、大正時代には一般化して来たようです。
欧米で一般的にスーツが広まったのが、19紀末130年ほど前なので
日本でも大正時代100年ほど前と考えると現代的なスーツの歴史は、
大きな差はないようです。