礼装を知る
フォーマルウェアには格式の差があることはご存知でしょうか?
結婚式の参列などに着用される濃紺やチャコールグレーのダークスーツといわれるものは略礼装と呼ばれる最も格式の低いスーツ。
次に格式の高いのが準礼装といわれるディレクターズスーツでピークドラペルの黒無地ジャケットにシルバーベストとグレーの縞柄のコールズボンをコーディネートしたものです。
そして今回ご紹介するのが正礼装といわれる最も格式の高いフォーマルウェアであるモーニングコートです。
叙勲や園遊会などの公式の式典や、ご結婚式で新郎新婦の御父様などが着用されることが多いモーニングコート
前からの雰囲気はディレクターズスーツと変わらないように見えますが
モーニングコートの特徴はこの後ろ姿です。
「カッタウェイコート」ともいわれるように前身頃が腰から裾にかけて曲線的にカットされています。
ベントも深い鉤型のフックベントになっており、採寸の際にはこのベントが開いてしまうことの無いようにゆとりを持たせて採寸します。
シルバーベストとコールズボンのコーディネートは正礼装も準礼装も同様になります。
シャツはウイングカラー・レギュラーカラーどちらでも構いません。
ネクタイはシルバーグレーの無地もしくはストライプ柄を併せ、白のポケットチーフを挿します。
ちなみにチーフの素材はシルクよりもリネン(麻)素材のほうが格式が高く正式と言われています。
麻布テーラーではビジネススーツやカジュアルジャケットだけでなく、フォーマルウェアもオーダー頂けます。
是非ご検討くださいませ。
名古屋駅店 冨田