Namba Jacket & Pants Style Vol.2.

日ごとに秋の色が深まり、冬将軍の足音も近づいてまいりました。

まだ昼日中は気温の上がる日も多く、朝夕の通勤時に頬にあたる風の冷たさで季節の訪れを感じる程度ですが、

冬来たりなば春遠からじ、です。

別項でご紹介している通り、我々の業界は既に次の春夏に向けて動き出しております。

このところコートの受注なども増えておりますので、秋冬物をお考えの方は品切れになる前にお早めにどうぞ。

さて、本日は、前回に引き続き難波店スタッフのジャケパンスタイルのご紹介です。

何と3人一挙出しです(笑)

先ずは中井SE。ライトグレーのウィンドウペイン柄のジャケットに、ミディアムグレイのパンツを合わせています。トーンオントーンの着こなしですね。

一般的には明るめのグレイには紺ジャケットであったり、若しくは紺ジャケにはベージュのパンツであったりと色のメリハリをつけることが多いですが、この中井SEの場合はジャケットのチェックが適度なアクセントになり、秋冬らしい素材感も相まって非常に柔らかな雰囲気を醸し出しています。

次いでは私森田です。紺ブレザーに紺のタートルネックニット。濃紺のデニムに、バーガンディのレースアップブーツを合わせています。デニムは米国製の、恐らく最も有名な(笑)ブランドのものですが、こうした一種“外し”アイテムを使う場合はそれ以外のものをカジュアル過ぎないものでまとめるように気をつけています。

この場合は、ジャケットをイタリア名門生地Loro Pianaで仕立てたもの、靴をこれまた米国製コードヴァン、ニットも上質なウール、といった具合に。

そして最後は三垣店長。扉を閉め忘れたバックヤードが写りこんでますね・・。細かなチェックの入った紺ジャケットにグレイスラックスと、色合わせ自体は王道ですが、上下共に起毛素材で合わせ、靴もスエードのチャッカブーツにすることで冬のコーディネートへと昇華させています。ウールタイの存在感も一役買っていますね。

ジャケットは裏地や芯地、肩パッドを排した“アンコンストラクティッド”仕様。「非構築的な」というその言葉の意味とは裏腹に、決してだらしなく見えることなく、着心地の軽さを追求した仕立てとなっております。

麻布テーラーにおいてはやはりスーツを仕立てられる方の割合が大きいですが、カジュアル方面のコーディネートについてのご質問をお聞きすることも、年々増えていっております。

コーディネートで迷われる方の少しでもご参考になれば、幸いです。

タートルネックはルー・リードやポール・ウェラーへのオマージュのつもり、森田がお届け致しました。

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