The Classic Style Vol.2
先日に引き続き、山口忠三SEのコーディネートをご紹介致します。
クラシックな着こなしかくあるべしと思わせるメンズファッションのお手本のような着こなし、
勉強になります。
先ずはこちら。
ネイビーのチョークストライプの3ピース。生地はフランネル。濃紺のタイと黒靴で全体を落ち着いた色でまとめ、ここがまるでしとつく雨にけぶるロンドンかのように思わせますね(難波ですが・・笑)
パープルのストライプのクレリックシャツに縁取りで色を拾ってのチーフ。もしやシャツの色の数だけチーフを持っているのでしょうか・・。
靴はスペインの名門メーカーYankoのもの。「今日は雨の日用でラバーソールの靴なんだよ。」とはにかむのはきっと謙遜でしょう。
続いてはこちら。
ベージュのジャケットにネイビーのベスト、同色のパンツ。クレリックシャツには紺のストライプタイ。これまた色を合わせたチーフ。
ベストとジャケットのボタンが同じものであるところに、揃いのものをばらして着回しているのでなく、このコーディネートの為に仕立てたのだという細やかな気遣いが伺えます。
靴は英国George Cleverleyのもの。かのジェレミー・ハケット卿の愛するブランドとしても知られています。しっかり履きこんだことにより生まれるその風合いはただならぬオーラを放っています。
「新品の状態が一番見栄えのする靴は買ってはいけない。」誰の格言であったかは忘れましたが、
上質な革を使い、丹念に仕立てられた靴は履くほどに足に馴染み、持ち主の個性を映し出すかのような輝きを見せるものです。
都合4コーディネート掲載致しましたが、どの着こなしにも通底する厳格なルール、そしてそこから生まれるオリジナリティが見て取れます。
私もあと何十年かすればこんなカッコいい男になれるのでしょうか・・。まだまだ程遠いですね(笑)
森田がお届け致しました。