ご友人の結婚式に列席する場合の服装について

みなさま、こんにちは。

たくさんの方々が幸せに包まれる結婚式。
一生に一度の晴れ舞台、結婚式。
ご友人から招待状の届く方も少なくないはずです。

そして、よくご質問いただきます。
「列席する場合は、なにを着ていけばよいのか」と。

まずご確認いただきたいのは、招待状に書いてある開催時刻、場所、ドレスコードの有無です。

1、開催時刻
列席する立場で着るべき服装は、以下のとおりです。
⚫︎昼の場合
・ディレクターズスーツ(準礼装)
・ブラックスーツ(日本では準礼装)
・ダークスーツ(略礼装)
⚫︎夜の場合(17時ないしは18時以降)
・タキシード(準礼装)
・ブラックスーツ(日本では準礼装)
・ダークスーツ(略礼装)

2、場所
ホテルなのかレストランなのか、あるいは結婚式場なのか。
つまりフォーマルなウェディングパーティーなのかカジュアルウェディングパーティなのかで、服装も変わります。
フォーマルならば1項の礼装を着用すべきです。
カジュアルウェディングの場合は、周りの雰囲気が大切でしょうか。何を着ていくべきか、開催側に聞くのも一つの手かと思います。

3、ドレスコード
招待状に明記されている場合は、必ず守りましょう。守らなければ、恥をかきます。
明記されていない場合は、何を着て行ってよいのやら、と迷ってしまうかもしれません。
周りの雰囲気が大切ですので、開催側やいっしょに列席されるご友人に聞いてみてもよいかもしれません。

4、ブラックスーツ
1項にディレクターズスーツやタキシードという準礼装を列挙しました。
しかしながら、なかなか着るのに勇気がいったり、周りの雰囲気に合わないという場合もあるかと思います。
日本に限っては、ブラックスーツが準礼装として認められておりますので、
最も使いやすいのはブラックスーツ(礼服)ではないでしょうか。
シルバーのネクタイを合わせ、胸ポケットにチーフを挿していただくと、
綺麗なスタイルとなります。

また、お体に合ったサイズのものをご着用になられますと、
黒という何の変哲もないスーツがスタイリッシュになりますので、
着ていて気持ちの良いものになります。

5、ダークスーツ
上記4項にて、日本に限ってはブラックスーツが準礼装として認められていることを明記しました。
つまり、欧米では認められておりません。
欧米のフォーマルシーンでは、濃紺やチャコールグレーなどのいわゆるダークスーツが主流となります。
もちろん日本においても濃紺やチャコールグレーのスーツはフォーマル度が高いため、
結婚式へのご列席に向いています。
また、ダークスーツはお仕事でもお使いいただけます。
よく仕事とフォーマル兼用スーツがほしい、というお客様がいらっしゃいます。
そのような際には、ダークスーツをおすすめします。

6、コーディネート
ディレクターズスーツやタキシードのような正式な礼装には、着用時のルールがあります。
ブラックスーツやダークスーツには、正式なルールがございません。
ただし、あまりに派手な格好はよろしくないかと思います。
なぜなら、列席する側はあくまで脇役。
主役は前のお二人です。
脇役が目立ちすぎては、逆にかっこ悪くなってしまいます。
やはり、ここはシンプルに。
白シャツ、シルバータイ(あるいは蝶ネクタイでもよいかもしれません)、
できればスリーピース(ベスト付)スーツ、靴はストレートチップを履いてください。
サイズの合うスーツを着ていれば、フォーマル感あふれるスタイリッシュなスタイルになります。

以上のように、結婚式にご列席される場合にも、その式の時間や場所、スタイルによって
服装を少しだけ考えていただく必要があります。
私どもにお教えいただければ、最適なスタイルをご提案いたします。
みなさまのご来店を心よりお待ち申し上げております。

魚住

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