ハリスツイード?FOX?いやいや生地以外のコダワリノハナシ
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いつも麻布テーラーのブログをご覧いただきありがとうございます。
ただいま開催中『JACKET COLLECTION』
皆様も完成イメージを膨らませながらお悩みいただいてることでしょう。
そしてお好みの生地やブランドなどこだわって選んだ先にもう一山・・・。
そう『釦(ボタン)』です。
今回は生地との組み合わせで大きく印象が変わってくる『釦(ボタン)』についてみていきましょう。
まずは『水牛釦』
牛の角を削って仕上げるので2つとして同じ模様がでません。
そのことから唯一無二のオーダースーツと相関性をなしており、洋服としての格を高めてくれます。
スーツとは雰囲気を変えてカジュアルライクなブラウンとベージュが合わさったマーブル模様が、優しくもありポップさを着こなしに与えます。
スニーカーなどカジュアルに合わせる方はアイボリーの割合が多いものを選んでも相性はいいと思います。
次に『ナット釦』
ケシやタグワヤシの実を削り染め上げた釦。独特の風合い(年輪調)が優しい雰囲気をもたらします。また、経年変化によるエイジングも楽しめます。
個人的にはカーキがかるような変化を伴うと感じています。
写真の合わせは伝統的なハウンドトゥースにシックなグレーのナットをチョイスしました。
後染めのボタンなので雨などの濡れによる色落ちが起こる場合があります。生地についてしまうケースがあるので、その点は注意して下さい。
最後に『レザー釦』
天然素材である革の柔らかさを利用し特に秋冬の厚地との相性が良いとされます。
革で包んである『革くるみ』なんて呼ばれ方もします。
モコモコした雰囲気で着こなしに柔らかさをもたらします。
特に皮で包んだようなバスケットボタン(写真下の段)はカントリー調の生地と相性は抜群です。
これも個人的な偏見ですが、、、秋冬ジャケットに『レザー釦』ついていると『おっ!!』となる洋服好きが多数いらっしゃる傾向にあるとかないとか・・・。
もちろんファッションなのでA生地=X釦 B生地=Y釦のような正解はありません。
主観とセンスも大切にしてベストな釦をお選びください。
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