今おすすめしたいクレリックシャツ

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前回のブログでご紹介したインポート生地は一癖も二癖もある生地が多いので、
出来上がって派手過ぎたらどうしようとか、オーダーしてみたいけどどうやって合わせようと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな癖のあるシャツをビジネススーツに落とし込むのにおすすめなのがクレリックです。
- クレリックシャツとは
クレリックシャツとは、襟や袖口が身頃などの生地とは違い白無地の生地を使用したシャツを言います。
元々は襟や袖口は消耗しやすいのでその部分だけ取り替えて着られるようにと考えられた労働者向けのシャツでした。
「クレリック」とは牧師を意味する言葉で牧師が着ていた僧服(襟が白い服)に似ていることから名付けられたという説があります。
2005年にチャールズ皇太子が結婚式で着用したことで、ビジネス向けのイメージからフォーマルシーン(慶事)でも着用できるシャツというイメージになった気がします。
日本ではドレスコードなどが無いパーティーや結婚式で着用するのは問題ないと思いますが、お葬式などの弔事では着用しない方がよろしいかと思います。
- クレリックシャツのコーディネート①
少し派手目のオルタネイトストライプのクレリックシャツです。
コーディネートは全体的にブルー系のワントーンでまとめてみました。
シャツとネクタイの柄がちょっと強めですがクレリックにすることでうるさすぎず、調和が保たれていると思います。
20代のできる若手社員をイメージしてみました。
- クレリックシャツのコーディネート②
定番のサックスブルーのクレリックシャツです。
ブルーグレーのピンストライプスーツにワインレッドのネクタイを締めて若々しさと情熱感のあるプレゼンスタイルといったところでしょうか。
キツイ印象にならないようチーフとブートニエールにピンクを取り入れ、柔らかさを出してみました。
30代の勢いに乗っている営業マンをイメージしております。
- クレリックシャツのコーディネート③
白と黒のロンドンストライプのクレリックシャツです。
ミディアムグレーのWスーツに合わせてみました。
黒のネクタイでモノトーンのコーディネートも好みですが、今回は深みのあるグリーンネクタイを合わせてみました。
体感としてお客様でグリーンのネクタイをお持ちでない方が多い印象なので、色物と相性が良い無彩色のグレースーツと組み合わせると相性良いのでおすすめです。
良かったら試してみてください!
40代~50代の役職者で貫禄がある方をイメージしてみました。
このあたりの年齢からグレースーツがより一層似合ってくる気がします。(笑)
グレースーツが似合うような年の取り方をしたいものです。
- クレリックはサスティナブル?
昨今サスティナブルという言葉は日本でもよく耳にするようになりました。
サスティナブルとは「持続可能」という意味で、主に環境を壊さずに限りある資源を使い切らないよう、将来にわたって持続していける社会を指します。
麻布テーラーでオーダーしたシャツで襟や袖が擦れたり、汚れたりして着ていないシャツはありませんか。
サイズが問題なく着れるのであれば捨ててしまうのではなく、襟や袖口をクレリックに変更して新しいシャツとして生まれ変わらせることができます!!!
今後はクレリックシャツが当たり前の社会になるかもしれませんね。(笑)
「良い物を長く使う」という想いを日本人の多くの方が持っていると思います。
シャツは消耗品と考えている方もいらっしゃると思いますが、
長く使うほどに愛着が湧き、物が役割を果たせなくなるまで使ってあげれば、物もきっと喜んでくれると思います。
余談ですが、先日アニメワンピースのゴーイングメリー号とお別れするシーンで号泣してしまいました。
物を大事にする精神をワンピースから改めて学びました。
大川
シャツフェア ※購入単位2着(組み合わせ自由)
インポート生地 ¥13,200~
インポート生地(リンクルフリー) ¥15,400~
クレリックオプション ¥500
シャツリペア
衿交換 ¥3,300
袖口交換(両袖) ¥3,300
※全て税込価格
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